10曲目 ページ11
一郎side
「はぁ……」
二郎「はぁ……」
三郎「はぁ……」
乱数「ちょっとちょっと〜、3人ともどうしたのー?
元気ないね〜」
一二三「元気だしましょ!シャンパン開けるっすか?」
独歩「お前1回黙れ、そもそも今シャンパンねぇだろ」
左馬刻「あ〜うぜぇ、そのしらけた面早く直せよ」
「あ゛?なんだとてめぇゴラ」
こっちはてめぇのせいでこんなにAを心配してるっつーのにクソが。
二郎と三郎も中央区にAがいると知っていて気が気じゃない。
左馬刻「なんだゴラ、こっちはてめぇんとこのあのクソ女でずっとイライラしてんだよ!!」
「てんめぇ…Aに手ぇ出したらどんな手使っても殺すからな」
左馬刻「知るかんなもん。次アイツに会ったら泣いて詫びさせなきゃ気が済まねぇ!!」
二郎「てめぇ……もう俺我慢ならねぇ」
三郎「その減らず口へし折ってやる!」
見ると、二郎と三郎がヒプノシスマイクを持って起動させていた。
俺も正直止めたいところだが…
「左馬刻ぃ…さっきの言葉覚えとけよ?」
左馬刻「おーおー3人がかりかぁ?…上等だゴラ!!!」
銃兎「左馬刻やめろ!!」
寂雷「君たちここでやるのはやめなさい!」
うっせぇ……もう頭に血が上ってんだよ!!!
息を吸ったその時。
『……なにしてんの?』
「…A」
二郎「ね、姉ちゃん…」
三郎「……姉さん」
『その手に持ってるもの、なに?』
仕事帰りでスーツ姿のAが俺らが持っているヒプノシスマイクを取り上げる。
『なんでこんなところでヒプノシスマイク起動してるの。』
落ち着いた、厳しい口調で俺たちに問いただしてくる。
Aはもちろんヒプノシスマイクの危険さをよく知っている。
「……ごめん。ついカーッとなっちまった」
二郎「碧棺に姉ちゃん馬鹿にされて…」
三郎「ごめんなさい…」
『私の為に傷つこうとしないで、お願い…』
泣きそうな顔で俺達に言ってくるAを見て、心が痛む。
「A…」
左馬刻「おーおー綺麗な兄弟愛なんて反吐が出るな」
「左馬刻…」
つかつかとAの方へ歩いてくるのを止めようとすると、Aにいいから。と言われる。
クソ…何もできねぇじゃねぇか……
左馬刻「おい女。前はよくも喧嘩ふっかけてくれたな?」
『…当然のことをしただけ』
左馬刻の今にも人を殺しそうな目も気にせず言いのけるAに、周りのヤツが大人しくなる。
一二三「こ、これやばいやつ?」
独歩「……みたいだな」
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にゅーとん - 銃兎さん…鼻血) (2021年6月19日 0時) (レス) id: 7179999a63 (このIDを非表示/違反報告)
にゃっ太 - ルアさん» とルアさんこんにちは、作者様ではなく申し訳ございません。独歩の一人称ですが、関わる相手によって『私』、『僕』、『俺』に変わっていた気がします。コメント失礼しました。 (2019年2月19日 17時) (レス) id: c8a9b4a817 (このIDを非表示/違反報告)
ルア - ん…?独歩は一人称俺だったか気が… (2018年11月11日 23時) (レス) id: 1942f38c99 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし(プロフ) - これめっちゃ面白いです!少し気になったのですが、4曲目の頭が上がらない、は使い方が違うと思います。意味は「何度お礼をしても足りないくらい感謝している、または常に迷惑をかけているなど申し訳ない気持ち」を表すと思います。違ったら本っ当にごめんなさい!! (2018年9月15日 20時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
飴うさぎ。(プロフ) - 「女性恐怖症は発症されていた」はおかしいかと。「は」だと、病気が複数あるように思えてしまいます。「最初は(名前)にも女性恐怖症が発症されていたが」など、少し文を変えてみてはいかがでしょう。 (2018年8月31日 7時) (レス) id: 719b9efe66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽちねこ | 作成日時:2018年5月18日 0時