【おそ松さん】赤色の人形【ホラー松】第一章

第４４話　屋上　（途中からチョロ松ｓｉｄｅ） ページ47

『【赤い人形】が東棟の２階に現れました。皆さん、気を付けて下さい。』



「「「！！」」」



トト子「A・・・死んだのかな・・・」



チョロ松「見に行って来る・・・二人はここで待ってて」



トド松「僕も一緒に行く！」



トト子「私も一緒に行くわ」



チョロ松「分かった・・・」



・



・



・



・



(チョロ松side)



チョロ松「A・・・どこに居るんだろう・・・」



Aが何処に行ったのか分からない。



なので、俺は２階を、トド松とトト子ちゃんはステージ側を探して居る。



チョロ松(まさか・・・俺達のために死んでしまった・・・とか・・・)



その可能性が高すぎる。でも、生きているって思いたい。



２階を探して居る時に、一瞬だけど泣き声が聞こえた。



チョロ松(この泣き声は・・・A・・・！)



確証は出来ないけど、自分の勘は正しいと思えた。



泣き声がする場所に近付くと、そこに居たのは・・・



チョロ松「A！」



貴「うぅ・・・」



血塗れになって倒れていたAの姿だった。



チョロ松(良かった・・・生きてた・・・)



貴「死ぬかと思った・・・」



チョロ松「この馬鹿！何で僕達を守る為に自分を犠牲にするの！？」



貴「【赤い人形】を押し付け合うのは嫌だ・・・

　 だけど・・・一番嫌なのは・・・皆の死ぬ姿なんて見たくなかった」



チョロ松「ありがとう・・・A・・・」



その後、ステージ側を探して居たトド松トト子ちゃんが来た。



二人はAが生きていた事に安堵したのか泣きそうになって抱き付いたのである。



貴「取り敢えず、体育館は調べ終った・・・次は何処を調べる？」



チョロ松「うーん・・・」



次は何処で調べるか悩んでいた時だった。



『【赤い人形】は西棟の屋上に現れました。皆さん、気を付けて下さい。』



「「「「屋上！？」」」」

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