【おそ松さん】赤色の人形【ホラー松】第一章

第３４話　瞬間移動 ページ38

チョロ松「ねぇ・・・？あの子は・・・どうなったの・・・？」



チョロ松は私の顔を見ながら問い掛けて来たので、私は上から覗いた。



貴「・・・！！」



私が見たのは・・・



頭を打ったのか頭から血を出ていて、



首が折れている状態で倒れている謎の女子生徒の姿だった。



一松「あの子は・・・？」



一松は恐る恐る私に聞いて来たので、私は首を振った。



一松「やった・・・」



トド松「やっと・・・終わった・・・！」



十四松「これで・・・俺達は・・・自由になれる・・・！」



チョロ松「もう・・・あんな痛みを苦しむ事は無くなった・・・！」



４人は、やっと自由になれたことに対して喜んでいた。



私もその中に入りたいと心の中で思っていたが・・・



貴「・・・！！」



私は見てしまったのだ・・・



頭から血を流していて、



首が折れている状態で地面に倒れている謎の女子生徒が、



まるで瞬間移動したのか私達の背後に現れた様だ。



？【ねぇ？皆？私の人形を探して】



その声にチョロ松達は青ざめて、後ろを振り返った。



「「「「！！」」」」



チョロ松「嘘でしょ・・・？何で生きているの・・・？」



トド松「もう・・・嫌だよ・・・皆が死ぬ姿を見るのは・・・」



十四松「嘘・・・嘘だ・・・」



一松「じゃあ・・・何をしても・・・駄目だっていう事じゃん・・・」



謎の女子生徒が屋上を出て行く姿を私達は眺めていたのであった。



貴(死んでいる筈なのに・・・何で・・・生きているの・・・！？)



私はこう思うしかなかったのである。

第３６話　良い案→←第３３話　屋上

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す