MISSING TWINs (ページ29)

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ⅩⅩⅧ ページ29

流れてきたイントロと共に、私には勿体ない程の豪華な顔ぶれのJr.が踊り出す。
北山くんや藤ヶ谷くん、河合くんや五関くん、勿論共演していた髙木くんと伊野尾くんは私のすぐ隣だ。
本来ならずっと先輩の皆さん達。
私みたいなののバックでコーラスなんて何とも言えない気分だろう。
その中でやっとマイクを持たせてもらえた大我くんに忍び笑いが漏れる。

『さぁ、ぶっ飛ばすぜ！！』

ーーーーーキャアアアア

『手を取り合って堪え忍んだ日々が
１つ２つと消えていく
支え合い望んできた未来は
記憶の彼方消えていく
(ah…今更戻れない)

傷つけ合って立ち止まった俺に
差し出されていた友の掌
夢と現実のGAPに崩れて
地に伏せた俺にそれはない
(ah…全てが壊れていた)

もう１度だけと口にした
戻りたい過去は此処にはない
荒れた部屋の中に残ったのは…
未来を失った俺だけ！

(BREAK.)振り返ると残っていた
(BREAK.)後悔しかない俺の人生
動き出す為の１歩の行方(見当たらず)
(BREAK.)優しさは過去にしかなく
(BREAK.)茨だらけの未来
取り返したくてもこの掌には
取り戻せない SO LIFE.MY LIFE.BREAKER.
Ah han

理想と現実過去と未来
相反していたは其々
望んだ時代の微微のズレ
俺が望んでいたのは道連れ？
(NO.DOUBT!)続きは無い
此処で終わりにしても良いだろうか？
俺を途絶え未来絶え
そんな俺を悼むのかさえ知る術もねぇAh AH…
ぶっ壊れちまった！！

(BREAK.)道を踏み外した
(BREAK.)俺を求める奴は居ねぇ
此処で鬱ぎ込んだ俺を笑う奴しか世界に居ねぇだろ！
(BREAK.)独りで終わるが似合いさ
(BREAK.)救いようの無い I'm PIERROT
膝をついた俺を嘲笑うのは誰だ(お前だ！)
朽ち果てた MY BREAKER.Hahan.』

ーーーーーキャアアアア

『ありがとうございました。それでは次のアーティストは…』

動き出せ。
現在動いている歯車よ。
私と言う歯車を飲み込んで、本来と違う未来を導け。