�� ページ2
痛みなんて感じないものなんだな…。
もっといっぱい大我くんを観たかったな。
もっといっぱい大我くんに会いに行きたかったな。
皆ともっといっぱいSixTONESの事話したかったな。
まだ、死にたくないなぁ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うっすらと視界が戻ってくる。
開けた視界は覚えの無い木目の天井で、それだけで病院でないことは分かった。
体が上手く動かない。
なんとか手足を動かして…違和感を感じる。
「ぁー」
視界に入るところまで、腕を持ち上げて驚愕した。
何ですか！？この愛らしい紅葉の手は！！！
待って！待って！待って！
死にたくないと確かに考えたけど、そうじゃない！！
生まれ変わりたかったんじゃなくて！生きたかったの！！
「ぁぅっ！あ゛ぁぁぁぁぁーーー」
「はいはい。起きちゃったのねぇ、大我」
「っ！？」
「おむつかな？まんまかなー？」
大我って、私、男なの！？
ってか！それってあの大我くんじゃないよねぇ！？
抱かれて浮かんだ体の目線の先、時間の巻き戻ったカレンダーが指し示していたのは、焦がれた京本大我くんの産まれた年と月。
そして、命名“大我”と掲げられた半紙。
そんな、まさか。
神様、ちょっと悪戯が過ぎませんか？
私は好きではあったけど…本人になりたかったんじゃないです！
「ぁ…ぁぅあ…」
「はいはい」
湿ったおむつを取り替えられながら、言葉にならない(出来ない)言葉を発し、真っ白に染め上げられた頭は父親が帰宅するまで復帰することはなかった。
、
ラッキーアイテム
佐藤龍我のぶりぶりざ○もん
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作者名：Fin. | 作成日時：2019年3月28日 1時
