毒のチカラ ページ8
よぉし、紫乃の毒、いや毒もだいぶ体に馴染んできた。
今もヘドロウェーブ()で仮想敵をギッタギッタにしてる最中だぞ☆
「ふぅ。20pはいったかな。さぁてと、もうそろそろ切れるから隠れなきゃ。」
ガラガラ、突然背後から瓦礫の崩れる音がしました。そして同時に愛おしい声が。
「だれか、助けて…」
「お茶子ちゃぁぁん！？うそ、傷ついた姿も可愛い。クソかぁいいよお茶子ちゃん！」
「！？Aちゃん！？なんで！はやく、逃げて！」
んんっ！心配されてる！かぁいい、じゃねぇや、助けなきゃ。
だって、好きな人を助けるのは当たり前でしょ？
それにあわよくば血を……！
「お茶子ちゃん、逃げましょう！一緒に！お茶子ちゃんを回収！！」
なんか緑頭君が横切ってどでかい仮想敵に向かって行ったのはミテナイ。
そしてそれを潰したのもミテナ……
「うわぁぁぁぁ！！！！」
ええ…お茶子ちゃんを回収し終わって次はあんたかい。まぁいいや。回収の血を袋半分くらい飲んで、緑頭を回収する。
そして、その直後に
終了ー！！
「あ、あれ？なんで僕、あ！麗日さん！だ、大丈夫？」
「う、うん、大丈夫！でもAちゃんが！」
「ボ、ボクは大丈夫だよ、ふはは、ちょっとバカし過ぎた…」
血を休む間も無く二つ飲んだから、かつてないほどのキャパが！！
ああ、でもお茶子ちゃんに看取られるなら本望！
『はいはい、ハリボーお食べ。無理してんじゃないよ。』
優しい声に意識を取り戻す。
おばあちゃんが飴を配ってた。
「り、リカバリーガール！？うそ、本物だ！やっぱり雄英の教師もヒーローなんだ！！」
「おおう？緑頭くん？頭大丈夫？血まみれなのはカッコいいけど、大丈夫？」
血まみれで人助け、お姉ちゃんが好きそうなタイプ
だなぁ。とか思いながらひたすら頭の心配する。
そしたらやっとボクに気づいたのか(失礼だな)
顔を真っ赤にしながら慌ててる。
「あ、あぇっと！あの、貴女が僕を助けて？だとしたらあ、ありがとうございます！着地の事も考えてなくて！すみません！」
「えぇー、いいよいいよ。気まぐれだったし。ボクとしてはお茶子ちゃんが無事なら他なんてどーでもいいし、ね？」
「え、まあ、ウチは無事やったけど、あ、助けてくれてありがとうね！そだ、合格したらまた話そう！3人で！」
「そ、そそ、そうだね！僕は緑谷出久っていうんだ！よろしく！」
「んー、ボクはぁ、此花Aでぇーす。よろしく」
簡単に自己紹介をして入試終了！
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作者名：Noa | 作成日時：2019年4月8日 6時
