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人の手にこんなに怯えたことはない。
お姉ちゃん、ごめんなさい。ヒーローになって世界を生きやすくするのは、また今度になっちゃった。
お茶子ちゃん、ボクが守ってあげたかった。
今までの事が走馬灯のように駆け巡る。
人が死ぬ時走馬灯が走るって、本当だったんだ。
人体って神秘に溢れてるなあ。
『もう大丈夫！！なぜって？私が来た！！』
ああ、オールマイトの声が聞こえる。
助かったんだね。よかった。
「大丈夫かい？此花少女。よく頑張ってくれたね！ここからは大人に任せなさい。」
「ふへ、どーもー。」
やっぱりオールマイトは凄いんだなあ。
笑顔ひとつで心が軽くなる。
あ、ナイフ回収しなきゃ(使命感)
でもさっきの場所では脳みそとオールマイトが戦ってるし、なんか手のヤツはこっち睨んでるし、え、睨まれることしたっけ？
あ、煽ったわ。全力で煽り倒したわ。
ええ、これから敵視されるの？
でもまた煽っとけば大丈夫な気がする。
なんとなく。
「ふんぬぁぁー！！！」
「チートがぁ…」
脳みそ は ログアウト した ！
めっっちゃ強いなオールマイト、もうチートじゃん
いい事思いついた。後で血をもらおう。
そして他の先生方も到着して手のヤツは黒いモヤと帰って行った。
なんかまた来そうなのは気のせいだよね。
「あ、ナイフｩ。あった。よかった無事だあ。あんれ、血がついてる。ラッキー」
意外と深く切れたのか変身1時間分の血がついてる。
あの手のヤツだったらいいな。個性知りたいし。
「此花A、はやくこちらに来なさい。」
「はあーい。」
人数確認の列に並ぶ。
みんな疲れ切った表情してる。
この後は親と一緒に下校。
親…今はバイト掛け持ちしてお金作ってるし、親なんて居ないんだけどなあ。
リカバリーガールが治癒をしにやってきた。
でもそんなに疲れてないし、いいよ(否定形)って言ったのに強制的にされた。解せぬ。
警察の人に送ってもらってお家に帰ってきた。
そしたらお姉ちゃんが居た。
え、は？まっ、ふぉ？
「あ、おかえり〜、久しぶりだねぇ、おっきくなってぇー！」
「おね、お姉ちゃん？ホントに？渡我被身子？」
「そうだよー、Aちゃんのお姉ちゃん、トガです！ビックリしたァ？あははっ！」
久しぶりに見るお姉ちゃんの姿に驚く。
だってすっごく可愛くなってるんだもん！
「お姉ちゃん、かあいいよ！すっごく可愛い！好き！」
「ホント？嬉しぃな！Aもすっごくかあいいです！！」
お姉ちゃんが一番→←脳無なのに脳みそあんじゃーん(某子役風)
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作者名：Noa | 作成日時：2019年4月8日 6時
