ハルノヒ～天使と虎～ 13 (ページ20)

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620.こどもページ20

ジョンハンくんが戻って来たのにスニョンが一緒じゃなくて

A「ジョンハンくん。スニョンは？」

JH「あぁ…黄昏てる」

A「…黄昏る…何それっ！ぶはっ!!」

JH「待ってんじゃない？行ってこいよ」ﾆｺｯ

A「ん。行って来る」ﾆｺｯ

庭に出た先のパラソルの下でスニョンがほんとに黄昏てた

ふふっ

A「………わっ!!」

SN「あぁぁぁぁぁあああ!!…ちんちゃ…」

A「ふふっ。何黄昏てるんですか？お兄さん♡」

SN「…はぁちんちゃ…ふふっ…どうぞ♡」

スニョンが隣をトントンして招いてくれた

座ったら手を絡ませてべったり引っ付いていつものスニョンが眩しそうにしている

何も言わなくてもそばにいるだけで幸せで
ずっとこのままでいたいなって思っちゃう

SN「…Aはさ、お嫁さんになったら何人子どもが欲しい？」

A「え〜。そうだなぁ…。あたしひとりっ子でしょ。皆きょうだいがいて羨ましいなぁって思ってるから最低でもふたりは欲しいなぁ」

SN「寂しい？」

A「ん〜。寂しいはちょっと違うかな。ひとりっ子ってひとり遊びが上手なの。だから暇をどうやって潰すか色々考えてて…でもふたりいたら喧嘩したり譲り合ったり奪い合ったり助け合ったり…全部ふたりじゃない？だから逞しくなるのかなって。甘えるのも上手でしょ？」ﾆｺｯ

SN「…確かに。…Aの子供たちは可愛いだろうな」ﾆｺｯ

A「えぇ〜なぁ〜に？…」

SN「深い意味は無いんだけど…幸せだといいなって思って」

A「スニョンもね」ﾆｺｯ

SN「…ふふっ。うん…」

将来出逢う子供たちのパパがスニョンなら良いなって言いたいけど…言えなかった…

あたし達がどうなるかは分からないけど
お互いが幸せでいられたらそれでいいって思うから
自分を信じて迷わず夢を掴んで欲しい
あたしも自分の夢を見つけるね

SN「…A」

呼ばれて横を向いたら

ちゅっ…

優しい気持ちをくれた

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