妹のためなら ページ22
(妹との話)
＿＿＿…
「＿＿＿ったく、何してんだよ…。」
22時という、決して健全ではない時間。
まだ未成年である妹が、自宅から少し離れた公園で一人でいたと、偶然見かけたメンバーの仲村から連絡が入った。
稜哉は電話を切って、愛車に乗り込み、法定速度ギリギリの猛スピードでその公園に迎えに行く。
頭の中には、仲村の後に連絡をしてきた母親との会話が繰り返されていた。
＿＿＿ねぇ、結依そっちに行ってない?!
＿＿＿どうしたの。
＿＿＿辰哉と言い合いになったらしくて…!!
＿＿＿…後で連絡する。
「……。」
数十分後、目的の公園に到着し車を止めた稜哉。
敷地内のベンチに座る仲村と、妹の結依の姿を見つけるや否や二人の元に走っていく。
「結依！」
「…りょー、」
「結依ちゃんの事となるといつもより増して俊敏だな笑」
「…悪いな亜蓮、助かった。」
「全然、びっくりしたけど笑」
改めて妹の様子を見る稜哉。
普段は明るく気丈に振る舞う彼女だが、今は項垂れて口を開こうとはしない。
母親の電話のこともあり、只事ではないだろうとは思った。
「…とにかくこんな時間だし、帰るぞ。」
「ッ！や、やだ」
「バーカ、実家じゃねぇよ。俺の家。
亜蓮は？どうする？」
「俺はランニング中だったし、ここでいいよ。
…じゃあね結依ちゃん、稜哉にはちゃんと話しなよ？笑」
「……。」
「結依。」
「あ、ありがと…亜蓮くん。」
「はいよ笑」
そう言って公園から去っていった仲村を見送った二人は、稜哉の車に乗り込んで公園を出発した。
遠慮がちに後部座席に乗った結依の浮かない表情が、ルームミラー越しに映る。
「…りょー。」
「…ん？」
「…ごめん。」
「…俺はいいから、今度亜蓮に謝っとけよ。」
「うん…。」
会話はそれきり。
稜哉の家に着くと、ひとまず結依に入浴させる。
その隙に稜哉は、母親のスマホに電話を入れて状況を説明した。
《＿＿＿そっか…無事でよかった…ごめんね稜哉。》
「いや、俺はいいけどさ…何があったの。親父と言い合ってたとかさっき言ってたじゃん。」
《…辰哉から聞いた話なんだけど。》
＿＿＿…
「…お風呂、ありがと。」
「ん。お茶？水？」
「…カルピス。」
「ふはっ笑 あー、あるのが悔しいわぁ笑」
なぜか常備されている結依の好物をコップに注いで手渡す。
二人はソファに並んで座った。
「…で？」
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あのん(プロフ) - (名前)ミオさん» ご心配をおかけしてすみません、無事復活しました← 今後ともよろしくお願いします！ (2021年10月25日 20時) (
レス) id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - みんさん» ご心配をおかけしました。温かいお言葉ありがとうございます！(泣) (2021年10月25日 20時) (レス) @page48 id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - 無理なくゆっくり休んでくださいね (2021年10月20日 0時) (レス) @page49 id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
みん - いつも楽しみにさせていただいております。体調不良ということでとても心配ですが、お休み期間ごゆっくりなさってください。再開されてもあのん様の健康第一で続けていただければと思います。 (2021年10月17日 20時) (レス) @page48 id: 3106d83bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - ぴけらびさん» メッセージありがとうございます！お気持ちとても嬉しいです！再開したら是非、またお立ち寄りください (2021年10月16日 21時) (レス) id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あのん
| 作成日時：2021年9月14日 19時
