濵田さんファミリーその４ (ページ35)

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智子目線

倒産したから村上会長に戻りたいと
私を用なし扱いして独立したのに

智子『大毅と照史くん』

重『どないしたん？』

智子『倒産して行き場を失くした
　女社長が本社に戻りたいと』

桐『調子のええ話やな』

智子『私も思うから戻って来るなら
　本社に行きたくないって言うたの
　 LOVE CHILDの４階の会議室を改造して
　レンジャ－できるようにしてくれる』

望『その方がええんちゃう？
　助けあって行けるやん』

藤『智子と離れんで済むし』

智子『ありがと』

神『智子は、どう思ったん？
　独立した会社が潰れた時』

智子『大毅の漢字が読めないって
　可愛かったって思った』

神『そうやなくて』

智子『後ろ向いて悔しがってても
　なんも変わりやしない
　進むの前に各駅停車くらいで』

淳子『ママってそんなに強いの？』

智子『強くなんかない
　弱った時には、ケ－キ屋でバカ食い
　案外すっきりするんだよ』

贅沢に３つのケ－キを食べて
すっきりするのが私のやり方

淳子『泣かない？』

智子『苦しい時ほど笑え
　辛くても笑い通す』

淳子『どうして強がるの？』

智子『強がってない』

あき『目の下にくまさんあるよ』

智子『ラインが溶けただけ』

望『てか寝てるん？』

智子『誰と寝てると思ってんの？』

藤『就寝時間何時？』

智子『だいたい２時？』

重『起床時間は？』

智子『５時、みんなのごはんとお弁当』

望『神ちゃんと照史と俺で朝はやるから
　もうちょい寝てええで』

智子『でも…』

重『はまちゃ～ん！！』

崇裕『ん？』

重『智子を６時まで起きないように
　抱き締めてて時間まで』

崇裕『こた、のん、ともが
　俺の上に乗って起こすんやけど』

智子『どこで寝てるの３人』

崇裕『大毅と流星の部屋』

智子『あ－大毅、朝早いからだね』

照史くんと望と一緒の保育大学は
ここから遠くてバイトも辞めるくらい
緊急事態から生まれるいいお話
改装工事を行いながら業務遂行

　