2 ページ42
m
「んん、、おかだ、さん、、」
「岡田さんは帰ったぞ。」
「、やぁら、」
「やだじゃねぇだろ。」
ソファーに連れてきてやったてのに目をほとんど開けず他の男の名前呼ぶなよ。
「ふっ、、ぅ、、」
え、泣くの。
上司いなくて泣いちゃうの。
「、、じゃあ、じゅんさ、」
「じゃあ、って、。
ほらここにいるぞー、」
ソファーから投げ出された手をキュッと握ると、
とろとろと目が揺れながら開く。
「！、じゅんさん！」
「おおう、」
ガバッと首に手を回して抱きついてきて
ぎりぎりで受け止める。
「じゅんー、」
「おー、よしよし、」
「んへ、じゅん、さ、」
「ハイハイ、」
しばらくそうやって抱き合ってたけど、さすがに足が痺れてくる。
このまま寝られたらどうしよう。
でももう少し経った時、かすかに翔の体が動く。
「ん？どうした、」
俺の問いかけには答えずに、とんとんしてみても反応はない。
体を右によじって、左によじって、
何かから逃れようとしてる、？
落ち着くようにさすってみてもむしろいやいやと首を振られ困っていると、翔の喉が「ぐぅ」と変な音を立てる。
「ん゛」
小さな声を皮切りに背中が震えた。
「おー待て待て。」
運びやすいように姿勢を変える時でさえも苦しそうにして、翔の手はもう口元に当てられている。
トイレに着くと案の定一気に吐いて、俺は隣で体を支えながら背中をさすってやるけど吐き気は収まらないらしい。
「んぇ、、おえぇぇぇぇ！、ゲホゲホ、うえぇ、、」
気持ち悪いのか胃痛がするのか手はお腹に当てられていて、背中が波打つ度にもう胃液まで吐き出して。
息も整わないままケホケホ咳き込み始めた時にはもう見ていられなかった。
「も、いいか？」
「ん、ふっ、ぅ」
「おー、泣くな泣くな。」
しばらく背中をさするさすり続けると体温に安心してやっと泣き止んでくれる。
あー、酔っぱらいめんどくさいよ。笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すす | 作成日時：2020年11月15日 18時
