こもれび (ページ26)

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見慣れたオレンジの灯りが綺麗な顔を照らしている。

「翔ちゃんって律儀だよねー。だって今日は松潤絶対帰って来ないんでしょ。翔ちゃん家行きたーい。」

「潤も朝には帰ってくんの。」

「ぶー。」

「ぶー、じゃないでしょうが、」

「何今のかわいい！もっかいやって？ぶー。って！」

嫌だよ、と呆れた顔を見せる俺の両頬を大きくて温かい手がむにゅうっと潰す。

「ましゃ、き、。やめりょよ。」

「あひゃ！かんわい。」

無理やり向かされた視界で弾けた笑顔と円な瞳がどんどん拡大していく。

と。

「ん、」

こいつ。そのままキスしやがった。

両頬が抑えられたままのせいで...
いつもより息が苦しいっ、、！

「んっ、ぷはっ！お酒の匂いもおいしかったぁ。」

息を整え始める俺を横目になんてことを言うんだよ。

「そんな怒んないでよー。お目目うるうるだよ？」

「うるさい。」

「んもう。口だけかわいくなんだから。えいっ！」

「、っわ、」

急に押されて情けなく後ろに倒れた背中が高級ベッドの柔らかいスプリングで跳ね返る前に、上から体重をかけられる。

「雅紀はいつも急すぎ。」

「え、今さら駆け引きいるの？笑」

「確かに。いらないや。笑」

「じゃあ、このまま...やっちゃいますかね～。」

「あっは！俺の好きなやつだ。」

「毎度翔ちゃんしか笑ってくれないんだから。」

2人でケラケラ笑い合いながらも俺の服の間からするりと手が慣れた用に入ってくる。

「も、先に脱がせてよ。」

「嘘つき。翔ちゃんこっち方がいい顔する。」

「ヘンタイ、」

「どの口が言う。笑」

まあいつもみたいに汚れる前には器用に脱がせてくれるんだろうからいいか。