Butterfly (ページ20)

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YGside

スタッフさんに出てもらいメンバーだけになった控え室

JK｢A、大丈夫だよ

大丈夫だから、

あ、どこか痛いところは？

怪我してない？｣

Aにそう尋ねるジョングクの表情は焦りと恐怖で染まっている

JN｢ジョングガ落ち着いて...｣

ヒョンがジョングクにそう声をかけても聞こえていないようでジョングクの目にはAしか写っていない

JK｢あ、頭は？痛む？

......僕らのこと分かる？｣

あの時の空港での事がジョングクにとってのトラウマになっているとこの時に思った

YG｢ジョングガ｣

ヒョンにAを任せジョングクを連れ出した

危ないと思った

あのままAのそばにスタッフがいる事も

ジョングクがいる事も

YG｢、、、ジョングガ｣

JK｢ヒョン、なにか急用ですか？

何も無いなら早くAを病院に、、、｣

YG｢ジョングガ落ち着いて聞け

Aは怪我してない

俺達が見てたから大丈夫だ｣

目を合わせてそう伝えれば力が抜けたのかしゃがみ込むジョングク

JK｢.....ヒョン、僕、
あれからずっと夢に見るんです

Aと繋いでいたはずの手が離れた瞬間を

僕の腕の中でぐったりするAを

目が覚めた時にメンバーの事、僕の事を初めて見るようなあの瞳を....｣

こんな状態のジョングクをAのそばに置けば何が起きるだろう

メンバーがいない時だったら問題が起きるかもしれない

いまのジョングクはAの事になると考えて行動する事は出来ないだろう

YG｢ジョングガ

お前しばらくAから離れろ｣

この方法が正しいのかは分からない

けど、今俺に出来るのはこれしかないと思った

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