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「どうして?それは彩様が有名だからじゃろ?」
有名?私がっ!?
「お話しはこれくらいにしましょう。彩様、そろそろお部屋にお戻りください。
七鬼、彩様、この事はどうかご内密にお願いします。」
ミヤさんが話を中断して私達にそう言う。
まだ、質問したいことが沢山あるのに……例えば何故そんな服装をしているのかとか……
ミヤさんは先程会ったときと変わらない服装だった。
シンさんは…妖怪なのかな?
人間の耳はなく、狐の耳がついていて、服は水平に近い服装だった。
ミヤさんはツッコむところがない。が、シンさんは何故?
他の妖怪はパッと見、何も着ていなかったりしていた。
「立花?」
忍に呼ばれてハッとする。
「立花、置いてくぞ?」
「ごめん、ごめん。今行くよ、」
いつの間にか忍は部屋の方向に歩き始めていた。
「彩様、また後ほど。」
ミヤさんがそう言い残しシンさんを連れて何処かに向かった。
何だったんだろう?
「立花、もう知らねーぞ!」
あ、ごめん忍。
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「アーヤ朝だよ、起きて!」
小塚くんの声がする。
「アーヤ、寝顔撮ったからね」
翼の声もする。
…?
「寝顔!?」
私は体を一気に起こし翼を見る。
「おはよ、アーヤ」
あ、おはよう。
「ね、撮ったの?」
小塚くんにそう聞くと小塚くんは首を横に振った。
「撮ろうとはしてたけど、黒木に止められてたよ」
私はジトーッと翼を見る。
「だって、可愛かったんだもん、」
その言葉を他の女子が聞いたら本気にするからね…
周りを見渡すと、若武と忍は寝ていて、
黒木くんと上杉くんはそんな若武と忍を起こそうとしていた。
「アーヤ、なかなか起きなかったね、」
「ん、以外にグッスリしてた。よっぽど昨日疲れたのかな?」
私、声をかけられたら直ぐに起きるはずなんだけどな、
小塚くんの言う通り昨日疲れたからかな、
「若武っ!!」
「なんだよ、上杉ぃ…寝みーんだよ、」
「起きろ馬鹿武っ!」
「うるせー、アホ杉!」
あ、良かった。若武は起きたみたいだね。
残りは忍だけだね。
「あ〜、アホ杉のせいで目が冴えちまった!」
「は?意味分かんねーよ!」
若武と上杉くんはいつもの通りケンカしてる。
「アーヤ、七鬼が起きないんだけど、」
うーん…私に言われてもなぁ……
「忍、朝だよっ!!」
私はそう言って忍を揺さぶる。
「ん……後30分…」
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マシュマロ - おもしろい (2020年2月2日 9時) (レス) id: 01b39ab0f1 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - 魔理沙さん» ありがとうございますwその事件は新しく作った小説の方で進めていきます (2019年8月13日 10時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - すっごく面白い。彩はどんな事件に巻き込まれるのかな? (2019年8月13日 10時) (レス) id: 32185305c0 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - すいません。なんかいじってたらアカウント消えたので、新しくしました。神の子などの作品等は新しく作り直します。ご迷惑おかけします…。 (2019年8月11日 13時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - lkwistervenさん» 返信遅くなりすいません。ありがとうございます。更新頑張りたいと思います! (2019年8月11日 11時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
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