神の子は知っている。

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「すまん、迷った。」


「はぁ！？」



ここは森の奥。

最近…といっても6ヶ月間前にここの森で殺人事件が起こった。


被害者は男性40〜50代のおじさんだ、
勿論警察は動いたが、なんの手掛かりも掴めなかったため、開始3ヶ月で操作を辞めた。



探偵チームkz…主に若武がこの事件を解決しようと最初に立ち上がった。



そして今男性の死体が見つかった山に来ているのだけど、案内役の若武が道に迷い、遭難している。



案内役を若武にするのが間違ってた……



「お前俺に任せとけば大丈夫とか言ってただろうがっ、ふざけんなよ！？」


「上杉、そう怒るな、七鬼がマップ出してくれるから、」


「黒木、無理だ、」


うぅーん…まとまりがない。


「とりあえずさ、ここ山奥だから下手に動くのは危険だよ。
アーヤ以外はスマホ持ってるよね？」



小塚くんが皆に問う。



「皆持ってるぜ、だけどよ持ってても圏外だから誰にも繋がらないぜ、どうすんの？」



確かに、どうするつもりだろう？




「Wi-Fiさえあれば繋がることが多いんだ。」



「小塚先生、残念ながらここにいる皆ポケワァイ持ってないよ、」



「七鬼が持ってると思ったんだけどなぁ…」




うーん…これで助けを呼べる方法はなくなった…。




「日も落ちてきた…。野宿の場所さがさないとやばいんじゃない？」


「今から適当に歩いたらダメなのか？」


「ダメだよ！そんな危ないことしちゃ、」




皆が議論してる中、忍は自分のバッグをあさりだした。



「どうしたの？」


「いや、あれないかなって…」




私が質問しても適当な返事しか返ってこなかった。



「あったっ！！」




わっ、びっくりした…
忍、いきなり大声出さないでよね、




「なんだよ七鬼うるさいぞ、」



「いや、バカ武の事は気にするな七鬼、何見つけたんだ？」




「昔のPHSだっ、運が良ければ繋がるぞ、」



PHS？
何それ？



「PHSって言うのは昔の電話みたいなの…ガラケーに近いかな」




ふーん、なんで忍そんなの持ってるの？





「これ、500メートル以内だったら圏外でも使えるんだ、

俺がちょっと改造したから使える範囲広いし、結構性能は良い。」




「七鬼すげー…」


うん。上杉くんに同意、

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