ノーマンΩ×ヒロインα 5 ページ32
図書室を出て廊下を歩き、見たこともない部屋へと連れてこられた。
物がごちゃごちゃ置かれた巨大な物置部屋のような部屋だった。
こんな部屋は知らない。
さっきどこから入ったのかもよく分からなかった。
「Aに話さなきゃいけない事があるんだけど、」
改まるノーマン。
本当に重大なことを発表するつもりなのだ。
自分も心の準備をしておく。
ノーマンがゲ イであろうが、何だろうが受け止められるくらいの準備はバッチリだ。
深く頷き、私とノーマンはゆっくり話せるように丁度いい椅子を見つけて座って向き合った。
「…まず僕はゲイじゃない」
「え？そうなの？」
「ゲイじゃない」
「ふーん、で？」
実際のところノーマンがゲイだろうがなかろうがどうでもいい事だった。
好きなように生きればいいさ。私の知らないところでな。
「それにレイもゲイじゃないし、僕達は普通に家族だよ。……ただ今はタイミングが悪かった」
「タイミング？」
「…薬を飲まなかったんだ」
「……ん？」
今の一言で一気に話についていけなくなった。薬、とは？
「あの時は本当に危なかった。恐ろしいことだけど、Aが来なきゃ本能に負けた可能性もあったんだよ」
「はー…本能に？本能って？」
「……僕は今、発 情期なんだよ」
「はぁ？人間は万年発…………っ！」
そういう事か。
全てがなんとなく繋がった。
発 情期がある性といえば…ひとつだけ。
「え、で、でも！それってノーマン！」
「……僕はΩだよ」
「え！Ωだったの！？」
数十年の付き合いがあるが、薬を飲んでいるなんて知らなかった。
それどころか発 情期と言うのも一緒に住んでいて見たこともない。
噂に聞くところによれば、Ωさんの発 情期というのはかなり凄まじいらしく、数百メートルさきでも当てられる事もあるとかないとか。
Ω…ノーマンがΩ？
本人の口から聞いても未だに信じられないが、妙に息苦しそうにするノーマンに気を取られてしまう。
「…A…苦しいんだ…苦しくて苦しくて狂いそう…」
「し、深呼吸！呼吸を荒くしないで！ゆっくり！吸ってー！吐いてー！」
「……聞いてA。キミはαでも特殊…僕の香り(フェロモン)に一度だって惑わされないんだから」
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十六夜 - まさかのオメガバース…！面白かったです！ぜひ続きお願いします！ (2019年3月18日 23時) (
レス) id: 0c00cde65c (このIDを非表示/違反報告)
ヤシの実 - オオオオメガバース！？約ネバでオメガバースが読めるとは...Ωノーマンやっっばいですねっ！！ドキドキしました（照） ‥‥あ！( ﾟ∀ ﾟ)ﾊｯ初めまして！もしよろしければオメガバースの続きを…… (2019年3月18日 21時) (レス) id: ad6942667d (このIDを非表示/違反報告)
相沢恋(プロフ) - 猫好きさん» 泣きながら祈ったのでしょう？は長編化していますので、そちらを読んでいただければ分かると思います。それでも分からないようでしたらぜひぜひコメント下さいませ！ノーマンの愛は重いです笑 (2019年3月18日 21時) (レス) id: 49ab268cae (このIDを非表示/違反報告)
相沢恋(プロフ) - 菫の花さん» うわぁぁ、ありがとう！！私もこういう悲恋、報われない話大好きすぎて主食だから←(私も菫の小説大好きすぎる！！！悲劇のお姫様今度続き書きたいいい！！コメントありがとう！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 49ab268cae (このIDを非表示/違反報告)
相沢恋(プロフ) - コーラサワーさん» 内容パクらなければ大丈夫ですよ！あと、自分自身のコメントしか消せないので、コーラサワーさんのは消せません、ごめんなさい！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 49ab268cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：相沢恋 x他1人 | 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2019年2月11日 12時
