謎解きはディナーのあとで ページ4
謎解きはディナーのあとで(単行本、ミステリー)
どうもこんにちは。みどりがめ。です。
今夜ご紹介するのは「謎解きはディナーのあとで」です。さく◯い君の映画&ドラマで一躍有名になった本作。ご存じの方も多いでしょう。しかし、意外に原作を読まれた方は少ないかもしれません。
この本は本屋大賞を受賞している本です。本屋大賞とは、全国の書店員さんが今年一番おもしろい本を選ぶ、という企画で、限られたお偉いさんが選ぶ芥川賞や直木賞などよりも開かれたコンテストです。中高生でも読みやすい本もたくさん受賞しているので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
さて、この本の冒頭部分では、主人公、麗子はごく普通の女性刑事として登場します。中堅企業の御曹司の風祭警部。癖の強い第一発見者や不可解な事件に振り回されながら一日の激務を終え、帰り道で鬱憤晴らしに駐車場の石を蹴り上げます。コツン、と音がして当たったのは、なんとリムジン。普通の女の子だったら猛烈に焦るこの事態をなぜかスルーする麗子。リムジンの扉が開いて、黒いスーツ姿の男が現れます。その男は開口一番、
「ほんのかすり傷でございます、お嬢様」
これで読者に麗子がお嬢様であることがやっと判明します。この転換が非常に鮮やかで、流石としか言えないですね。そして帰宅した麗子は、先ほどの男──執事、影山に事件の内容を説明します。すると影山は一言。
「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」
この決め台詞!地味にイラつくのがいいですねー!敬語とアホ、のミスマッチ感がたまりません。結局影山は、麗子が悩みに悩んだ事件を華麗に解決してしまいます。
麗子パート→影山決め台詞→影山推理、というような感じで話の進み方が大体決まっているのも本作の特徴です。テンプレートが決まっているのに飽きが来ないのはすごいですよね。もちろんミステリーですのでトリックももちろんキレ抜群でおもしろいです。ユーモア×トリックの利いた「笑える」ミステリーといった感じですね。
ドラマ好き、映画好きは私の周りにもいますが読書好きはそれほどいないので少し寂しいのですよね。たまにはドラマではなく、読書もどうでしょうか。案外新しい発見があるかもしれませんよ?
おやすみなさい。ぐっすりねむってね。
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花時雨(プロフ) - これで文才無いは詐欺ですよ?笑 紹介だけでも面白いです。読んでみたくなりました!! (2019年8月31日 12時) (レス) id: 707381074e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みどりがめ。 | 作成日時:2019年5月4日 15時