噂の『夜の歌姫』は知っている。

朝　１ ページ15

んー。朝だ。

ランニング…ってそんな時間じゃない！！

もう起きないと！！

「彩。今日はずいぶんと遅いわね。」

それに気が付いたんだったら、起こしてよ。まったくもう。

えっと服服。

よし着替え終わった。

「彩ごはんよ。」

「はーい。」

このにおいは多分目玉焼き。

私は目玉焼きのはじについている焦げた部分が好きなんだよね。

その時近くにあった電話がなった。

「彩。出て。」

「は〜い。」

誰だろ。

〜電話内容〜

「は〜い。立花です。」

『あっ。アーヤ。』

「小塚くん！！ｋｚの集合？」

『うん。あたり。明日、高宮さんの前の町に行くって。１０時にアーヤの家で。後、お昼あっちで食べるんだって。』

「わかった。ありがとっ。じゃあね。」

『うん。また明日。』

〜終了〜

なんで私んちの前なんだろっ。

まぁ、いっか。

「彩。早くご飯食べなさい。」

そうだった。

リビングに行きテーブルに着いた。

「いただきます。」

(´〜｀)ﾓｸﾞﾓｸﾞ

おいしい。

「彩。大丈夫。」

何が？

「時間よ。時間。」

時間を見ると…

走んないと電車に遅れる！！

「お母さん、もう行くね。」

「ええ、気を付けてね。」

「行ってきまーす。」

「いってらっしゃい。」

---------------教室に着いた---------------

ボソッ「おはよう。」

これが毎日の挨拶。

「あっ。アーヤおっはー。」

心美ちゃん！！

しかも、もう女子の輪に入っている。

視線も怖いな。

「おはよう。」

「立花、おはよう。」

あっ。マリンも居たんだ。

あの『コンビニ仮面は知っている』時以来女子のグループにいなかったのに。

いつの間にそんなに仲良くなったんだ。

「そうえばもうすぐで夏休みだな。」

うん。そうだね。

「楽しみー。誕生日ももうすぐだし。」

えっ。そうなんだ。

「いつなんだ。」

「７月の２９日だよ。」

へぇー。心美ちゃんはどんなプレゼントなんだろ。

「ねぇ。誕生日プレゼントは何？」

「えっ、無いけど…。」

無い！？

「どうしてないんだよ。」

「別に貧乏じゃないけど、４歳の頃から家族からもらってない。」

そうなんだ。

あっ、授業始まった。

席に着かなきゃ。

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