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高杉晋助:妖の本能 ページ8

何件か回ったがおかしい。何故かの家も反応がなかった。知り合いの家にも行ったが、扉を開けるどころか、声すら聞こえなかった。


「はぁっはぁっはぁっ・・・誰、か・・・」


もう、酸欠で走る気も失せ始め、止まりそうになるが、諦めずに走った。その間、晋助はどんどん近づいてくる。


高「くくっ、もう限界だろ?止まっちまえばいいじゃねえか。」


嫌だ・・・止まれば最後、殺される!せめて、隠れる場所は。そういえば、もう少し行くと空き家があるっけ。そこに隠れよう。







とりあいず空き家を見つけ、クローゼットに隠れる。暫くするとガシャンと大きな音がして晋助が入って来たのだと分かった。
怖いけど、声を出さずにじっと晋助が何処かに行く事を願うばかり。


高「おい、A、いるんだろ?そろそろ、鬼ごっこは終えだ。諦めて出てきな。どの道、お前にゃ俺から逃げきれんよ。」


そう聞こえつつ、段々と足音が近づいてくる。お願い、来ないで、来ないで、来ないで・・・!


高「ん?こっからAの匂いがするなぁ。」


足音が止まったのは、私の隠れるクローゼットの前。
次の瞬間


バキィッ


思わず悲鳴が出そうになるが口を押さえつける。いるか確かめようとしたのかクローゼットに手を突き刺したみたいで。あともう2mmずれていたら、確実に当たっていた。


高「・・・いねえか。おかしいなぁ、確かにAの匂いがしたはずだが・・・」


そう言いながら出ていっているようだ。暫くして声も聞こえなくなった。
そっとクローゼットの扉を開ける。

誰もいないと思って周りを見渡し、もう一度前を向くと


高「な〜んてな。」


にやりと笑った彼がいた。


「え?きゃっ」


いきなり抱きしめられた。ジタバタしてもびくともしない。


高「猫ってのはどうにも鼻が良くていけねえな。残念だったな。お前さんの匂いは丸分かりだ。」


「嘘っ、うああ!!!」


痛い。首筋、噛まれてる?ごくごくと音が聞こえる。


高「ん・・・美味ぇな。こんなに美味いもん、初めてだ。血がこんなにも美味いなら肉はさらに上玉だろうねぇ。」


吸血鬼の様に血を飲む晋助。何時の間にか視界が暗くなった。









高「んっ、はぁ・・・さて、血の次は何処から喰おうか。そうだな、まずはこの指からだ・・・」

















高「ああ、美味かったなぁ。あんな美味いもんは喰ったことがねえ。だが、もっと喰いたかったな。だがお前さんと一つになれて嬉しいよ。」

坂田銀時:知らぬが仏→←高杉晋助:妖の本能


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設定タグ:銀魂 , ヤンデレホラー , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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あかさたなさん - 銀魂の映画面白かったです笑笑ヤンデレな皆さんよりも、ぶっ飛んでて面白い銀魂の皆さんが大好きです! (2019年10月6日 16時) (レス) id: e7421af52a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Mysticさん» お疲れ様でした(苦笑)でも、それのおかげですごく怖くて面白かったです(*´ω`*) (2019年6月30日 20時) (レス) id: fb895e0a40 (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - 舞さん» 山「そうですね('-' ).........。めんどかったし、だるいなーと思ってましたよはい。でも、その方が怖いかなーって。演出ですかね?」 (2019年6月29日 19時) (レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - (名前)を繰り返し打つの大変だったんだろうな~とつい思ってしまった(( (2019年6月29日 4時) (レス) id: fb895e0a40 (このIDを非表示/違反報告)
toto - あーそうだ。さっちゃんと進撃の巨人のサシャ声おなじだった(((( (2019年6月22日 17時) (レス) id: b711861770 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mystic | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/  
作成日時:2018年8月9日 16時

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