【銀魂】ゾッとするようなヤンデレ短編集

？？：？？ ページ49

銀「あーやっと出れたー！」


沖「全く、何でこうなったのか、皆目見当もつきやせんねえ。」


高「ああ。」


土「此奴探すのにも手間かかっちまったしよ。あのうざってえナレーションもやっと消えたぜ。」







・








「・・・・れ・・・此処・・・・・は？」


「え？」


銀「よ、A。随分遅いご起床だな、眠り姫さんよ。」


沖「心配しやしたぜぃ。」


土「世話かけやがって。」


「ち、父、うえ・・・？どうして此処に？と言うか、此処は何処です？」


銀「・・・・あ〜っと・・・ヤベーなこれ。」


沖「まあ５年もあんな所にいちゃあ、記憶もぶっ飛びますよねぃ。」


土「そう、だな。まだ、“ゲーム”の世界にいた頃の記憶が頭にこびりついて離れねーらしいな。」


「ゲーム？それは何です？」


銀「あ、いや、何でもねーよ、こっちの話。てゆーか、すまねえな。ずっとお前の事虐めてて。」


「ど、どうしたんですか急に？」


銀「俺、最低な親だ。娘の気も考えずに。ごめんな。」


土「俺等も、その、」


沖「すいやせん。あんな冷たくしちまって、何て謝れば」


「いいんです！そう言ってもらえるだけで。私、何かしたのかとずっと思い悩んでて。」


銀「お前は何も悪くねえ。ごめんな？」









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銀「なーんちゃって。あれって、あのままでいい？もういいよね？記憶戻すの怠そうだし。」


高「まあそうだな。」


土「あいつぁ覚えてねーだろーな。自分が曰くつき人気ＶＲゲーム【森の狂宴】に５年１０カ月も“引きずり込まれてた”って事も、引きずり込まれる前、俺達があいつを“監 禁してた”って事も。」


沖「記憶は戻さなくてもいいでしょう。拒否られても暴れられても厄介だし、今のAはゲームの主人公の記憶がインプットされてまさぁ。このまま優しくしとけば、彼奴から離れていく事もねーでしょう。」








銀「A、おいで。」


「はい！」


銀「よしよし、可愛いな〜おめーはよ。」


沖「ずりぃですよ、Aーこっちにも来い。」


「わーい(*´▽｀*)」


土「猫みてーだなAは。」


「土方さんぎゅーってして？」


土「ほらよ。」


高「おいA、ケーキ要るか？」


「食べます！美味しそー！」


銀「ちょっと低杉君？嫉妬したからってA奪ってかないでよ。」


高「あ？知るか！」









こうして王女は四人の狂人の掌で踊らされ続けましたとさ。

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