【銀魂】ゾッとするようなヤンデレ短編集

山崎退：恐怖 ページ18

神楽「さあ、稽古場に着いたアル！！」


新「へえ、僕の道場と似てなくもないですね。」


怖い・・・怖いよぉ・・・笑顔で話してる二人の周りに例が、あ。違った。霊がああああ！！


銀「やっべぇな、おい・・・」


「ひっ！」


何このアフロヘア！黙って私にしがみついてきたんですけど！しかも、怖すぎるよおお！！
笑顔か！？笑顔なのかこれええ！！目つき怖えよおお！！！


銀「お、俺、もう、かかか帰っていい、よな？てか、物凄く帰りてえんだが。」


「どどどど同感。か、神楽ちゃ、ん。も、帰ろっよ・・・」


神楽「どうしたアルか？」


新「らしくないですね。二人揃って。まあ、もういっか。そろそろ帰りましょうか。」


やっと帰れる。その安心感と、さっさと出たいと思う気持ちがぶつかり合い、テンパって進みずらくなったその時、


山「駄目だ・・・帰らないで・・・」


銀「お、おい、何か、きき、聞こえたか？」


新「え？空耳ですよ。本当にどうしようもないですね。」


「空耳？だと、おも、う・・・」


銀「そそそそうだよな！気のせいだよな！」


もう無理！！走って出よう。


銀「あ、おい待てA！！置いてくな！！」


「・・・ぁ、あれ？」


どうして、体が、動かない？


銀「？どうしたA。急に止まって。」


体が動かない。そう伝えようとしたのに、口も動かない。金縛りってやつか？


新「もう、そんなに怖いんですか？早く出たいなら出ればいいじゃないですか。」


違うの、動かないんだよ！誰か助けて！！


銀「・・・こいつぁ、ちと、やべえな・・・」


何が？


山「ふふ、Aさん。可愛いですねぇ。怯えてるの？」


みっ、耳元で、声が・・・


山「やっと憑りつけた。何でか知りませんけど、憑りつきにくかったんですよ。」


そういえば、さっきより寒く感じる。それだけじゃなくて体も重い。


山「あの銀髪天パと貴女以外僕達に気づかないから寂しいです。でも、もうこれで寂しくないですね！僕、山崎退って言います。貴方に一目惚れしちゃいました！此処、男ばっかでむさ苦しかったんですけど、もうこれで平気ですね！！貴女が、こっちに来てくれれば・・・」


何故か、自分の手が急に上がった。さっきまで動かなかったのに、何で？


山「これで・・・Aさんを・・・僕の物に出来る・・・」


手が勝手に持ち上がり遂に喉元に持ってかれる。そしてゆっくりと私の首を絞めていく。
息ができない。誰か、助けて！

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