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七夕には織姫と彦星のお陰で願いが叶う___



何て、そんな好都合なことは無い。織姫も彦星も困った肩書を持たされたものだ。

本当に願いが叶うなら人類は皆大金持ちと野球選手と宇宙飛行士とモデルで溢れ返っているだろう。




今日は雲が無く、快晴だった。薄暗くなった夜でも星が眩いほど輝いている。そんな星に目もくれず、私は地球を見た。いや、睨んだ。



「星より月の方が魅力的なのに・・・ちょっとクレーターはあるけど・・・」


「星なんて輝くのは何万年も後じゃないの。それに引き換え月は直ぐに太陽から光を受けて輝くわ」


月の方が、美しいのよ。




「馬鹿馬鹿しい」


と私はと再度七夕をけなして短く嘆く。


地球を離れ、月に帰ってきて数週間。何も面白い事なんて起こらないわ、育ててくれたおばあちゃんとおじいちゃんに会えないわ、結婚を月でも迫られるわでうんざりしている。



「かぐや姫様」


また誰かが私の名を呼んだ。今度は誰よ?


目を向けると、深々とお辞儀したお手伝いが「織姫様がいらしております」と言った。

私は「ここまで連れてきてちょうだい」と言って再び地球を見つめた。



「相変わらずね。かぐや」


聞きなれた声がした。私は目を向けずに


「いらっしゃい」


とだけ言った。



数時間、二人で七夕について話した。やれ願いが醜くて困るだの、やれ努力で解決できるだの、織姫も私と同じように七夕に文句をつけた。




「そろそろ帰るわ。彼と会わなくちゃ」


「そう。じゃあ、またね」


軽く挨拶して織姫は帰った。




七夕は__願いを叶えるのではない。



愛し合った二人が会える日なの___。


後書き→←夕



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赤菊 藍(プロフ) - 青色の鹿野つぼみさん» こちらの方にもコメントありがとうございます。小説を書いていらっしゃるんですか。完全に個人的興味ですが見てみたいです。お褒め頂き光栄です。 (7月20日 21時) (レス) id: ebdd3cef6b (このIDを非表示/違反報告)
青色の鹿野つぼみ - それぞれの人のそれぞれの話。私も占いツクールには出していないものの小説を書いているのですが、なかなか上手く書けないので赤菊 藍さんが羨ましいです! (7月20日 21時) (レス) id: cb69a21cf7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤菊 藍 | 作成日時:2018年7月7日 19時

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