【BROTHERS CONFLICT】大事な人たちへ【黒子のバスケ】【刀剣乱舞】

十二話 ページ12

『…名前…なんですか…？』




向かい合わせに座り一番気になってたいた事を聞いた。




｢お！自己紹介まだだったか〜！
ごめんごめん！
俺は御影 悠！で、こっちのちっこいのが｣




｢えっと、僕は齋藤 柚って言います…！

柚って女の子ぽい名前ですよね…｣




えへへっと可愛らしい笑みを浮かべている





『…あの、その、素で？話してください…』




少しボソボソっと小さな声になったが聞こえていたみたいで二人が驚いたように目を見開いた。




御影さんは少しオロオロしていたが齋藤さんは髪をあげ眼鏡をかけた。



御影さんはそんな齋藤さんを見るとオールバックにしていた髪をぐしゃぐしゃと崩した。




齋｢…いつから気づいていた？｣




睨むように鋭い目で見てくる。目を合わせるのが少し怖くて目を逸らす。




『…齋藤さんは入ってきた時からで、御影さんは…
わからなかったです。』




御｢え？w齋藤サン言われてるっすよ！w｣




御影さんが面白そうに齋藤さんをからかう。




最初は涼しい顔をしていた齋藤さんだがだんだん額に青筋を浮かべ我慢の限界だったのかゴンっと音を鳴らし御影さんの事を殴った。




昔よく見てた光景に似てて思わずクスッと笑うと二人は驚いたように固まった、と思ったら急に顔を真っ赤に染めた。

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