性別も、生きる理由も、わからない。【実話】

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中学から今まで。




僕は、最初の新入生テストで学年3位を取った。




結構嬉しくて、舞い上がって、




親に言ってみたんだ。




「お母さん！学年3位取ったよ！！」




「へぇー。すごいね。」




その一言だけだった。




小学生の頃も、100点で褒められたことはなかった。




いや、もしかしたら小1の頃は褒められたことがあるかもしれない。




それから、期待が厚くなって行った。




僕は野球や水泳、バスケなどをやっていたため、




運動もそこそこできた。




体育祭の選抜リレーも選ばれた。




全員リレーの2番目(スタートではないっていう)もやった。




クラスから注目されていった。




そんな僕だったから、陰口を言われることもあった。




「何あのエリート」「大してすごいわけじゃないのに」「嫌い」




みたいに。




苦しくなった。




勉強も、大好きだったスポーツも、







生きることも。








全部、全部、投げ出したいと思った。






でも、病んでる人みたいに、リスカする勇気はない。




だから、僕は別に病んでるわけじゃないと思ってた。




病みアピしてるひとはあんまり好きじゃないし、




親に心配されたくなかったし。




カッターは怖い。




痛いのも怖い。




生きるのはやめたいけど、死ぬのは怖い。




そう思っていた。





僕は空を飛ぶことが夢だ。




屋上から飛び降りるのは、怖いとは思っていない。




楽しそうだと思った。




でも、落ちたら痛いよね。




2階からならそこまでじゃないかもな。





なんて考えてた。






今でも、考えることはあるな。

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