MANKAI寮の天使2 (ページ20)

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天使のバレンタイン4 ページ20

そこから後は、起きてくる団員のみんなに順番に手渡していった。

三角「あ！サンカクだ～！」
密「！マシュマロが入ってる……」

三角さんと密さんも喜んでくれたみたいで良かった。

十座「すげえ甘くて美味い」
左京「？そんなに甘くないが」
「十座さんのは甘さ増しで、左京さんのは甘さ控えめなんです。その方が好きかなって思って」
十座「そうなのか。美味い。ありがとな」
左京「そんなことまで考えて作ったのか。やるじゃねえか」

左京さんに褒められるのって、なかなか珍しい気がして嬉しい。

臣「ボンボンショコラか。何種類も綺麗に作るの、大変だっただろ」
「はい。でもいろんな中身や形を考えるの、楽しかったです。それに綺麗に出来たのも、テンパリングを教えてくれた臣さんのおかげです」
臣「いや、Aが頑張ったからだよ。こんなに美味いチョコ、初めてだ。ありがとうな」
「えへへ……臣さんに言われると自信つきます」

咲也「え！俺ももらっていいの？ありがとう！」
シトロン「オー！このチョコ、今までで一番美味しいネ！」
綴「ありがとな。え、これほんとに作ったのか？すごいな……」
椋「わあ、ボクにもくれるんですか？ありがとうございます！すっごく嬉しいです！」
天馬「ふ、ふん。どうしてもっていうなら、貰ってやってもいいぞ」
幸「A、ポンコツはいらないってさ」
天馬「いらないとは言ってないだろ！」
一成「Aちゃんにチョコ貰えるとか、テンアゲすぎ！しかもちょー可愛いし！ありがとねん！」
太一「うう、こんな可愛い子にチョコを貰える日が来るなんて、感激ッス……！」
紬「ありがとう。すごく綺麗なチョコだね。大切に食べるよ」
丞「へえ、これAが作ったのか。店のみたいだな。ありがとな」
誉「この模様、美しいね。とても手作りとは思えないよ」
東「ボクのにはお酒が入ってるの？ふふ、じゃあボクだけのためのチョコだ。ありがとう、嬉しいよ」

無事にみんなに渡せて良かった。それぞれ褒めてくれたりお礼を言ってくれて、頑張った甲斐があったな。
一部では貰ったチョコの大きさやどっちの方がラッピングが丁寧か、なんて言い争いもあったみたいだけど、関わらない方がいいということはもう学習済みなので、気づかないふりをしておこう。