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「ちゅー出来ると思ってたのにー」
「人が居たから仕方ないね」
おやすみなさいと声をかけエレベーターを出ると不貞腐れた彼が少し後ろを歩く。
玄関を開けて鍵を閉めるとAちゃんと名前が呼ばれすぐに唇が降ってきた。
ヒールの私の腰を支えるように回された腕に安心してしまう。
優しく啄む唇が段々深くなって肩に手をかけると濡れた感触がして早くお風呂に入って貰わないとと思うのに唇が離せない。
「さみしかった」
唇が離されて彼が低く呟いた声が耳に響く。
再び重なった唇は温かさを感じて回された腕の力も強くなった。
立っていられそうにないキスに抗えないでいるとゆっくりと唇が離された。
「一緒にお風呂入ってくれる？」
「え、、、」
家を出る前に溜めてから来たという準備を怠らない彼の言葉に少し悩んだけど、甘えたい気持ちが勝って頷くとやったー！と喜んでそのまま浴室に連れて行かれてしまった。
どばどばと入浴剤を濃く入れる私を苦笑いで見つめるのに見ないフリをして大人しく湯船に浸かる。
「疲れた？」
「ちょっと疲れたけど帰ってきたら元気になったよ」
背中を彼に預けると嬉しそうに笑う声がする。
耳に寄せられた唇に肩をすくめるとより楽しそうな笑い声がして心臓に悪い。
「Aちゃんも早く会いたいと思ってくれた？さみしかった？」
「うん。、、、さみしかった」
素直に言葉にするとお腹に回されていた腕は強くなった。
より密着した身体が熱くなってくる。
腕の力が緩くなって可愛い顔見せてという声に彼の肩に頭を預けて見上げるとすぐに唇が重なった。
熱っぽいキスに何もしないでねと言うのを忘れてたなぁと思い出す。
肌を撫でる手を止められない自分もいる。
度々漏れる吐息が自分の声じゃないみたいに響いて恥ずかしい。
「センラ、、、」
のぼせそう、と薄い意識の中彼の腕にかけた手の力を強めると耳元で声がした。
「、、、危なかった」
やらかす所やったと小さく溜息をつく彼に背中を預けたままぼんやりする。
「大丈夫？もう上がる？」
ごめんなと肩を撫でられ身体を離すと目的を思い出して彼の肩にお湯をかける。
「センラは？ちゃんと温まった？」
向き合った彼は少し驚いた顔をしたけど風邪は引かへんから大丈夫やって、と少し濡れた髪を掻き上げて笑う。
じゃあもう上がると言うと小さくキスをされて続きは後でしようねと意地悪く笑う彼に照れて素直に頷けなかった。
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あーりん(プロフ) - 折_こたぬきさん» わー！貴重な男性コメントありがとうございます！！しかもキュンキュンして頂けているとは、、、すごく嬉しいです！！次のお話でも宜しくお願い致します！ (2019年8月8日 3時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
折_こたぬき - 初コメ失礼します！初投稿から男子1人でずっとキュンキュンさせてもらってます！これからも更新頑張ってください！ (2019年8月8日 2時) (レス) id: 5fe8b549a6 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ☆レム☆さん» 大好きと言って頂けて嬉しいです( ；__； )！長くお付き合い頂いてありがとうございます！もちろんこちらもフォロバさせて頂くので宜しくお願い致します！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
☆レム☆(プロフ) - またよろしければTwitterのほう、フォローさせていただいてもよろしいでしょうか?長くなってしまい申し訳ありません。これからもずっと応援しております(*^^*) (2019年8月7日 23時) (レス) id: d6601494c3 (このIDを非表示/違反報告)
☆レム☆(プロフ) - はじめまして、コメント失礼いたします。投稿当初からずっと読ませていただいております。読む度に幸せな気持ちになれるこの作品が本当に大好きです(*^^*)無理はせず、あーりん様のペースで更新なさってくださいね！これからも楽しみにしております！ (2019年8月7日 23時) (レス) id: d6601494c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年7月14日 15時
