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目覚めてすぐ、よう寝てたねと私を見下ろす彼の顔をちゃんと見れなかった。
「Aちゃん終わったらすぐ寝るんやもん」
さみしい、と言う彼の口を塞いでもうしゃべらないでと言うと瞳が悪戯っぽく細められた。
「センラのせいで身体が重い」
「もっとって言うたのはAちゃ、嘘！ごめんごめん」
怒らんといて、と玄関で振り上げた手を取られて緩く抱きしめられた。
「わがまま言うてごめんな？我慢できひんかってん」
全部センラのせいやで。と背中を撫でる。
「でもよく寝れたやろ？」
「っ、わかんない！行ってきます」
悪戯に笑って意地悪を言う彼の身体を離して扉を開けると、いってきますのちゅーしてないで！と慌てた声が聞こえてきたけど赤くなった顔で振り向きたくなくてそのままエレベーターに向かった。
駅のホームにつくとようやくどきどきと早かった鼓動が治まってきたけど、彼の声が頭から離れなくて困る。
金曜日の夜から毎夜愛された身体は彼がいないのに抱きしめらている感触がする。
いつもの満員電車なのに、身体がふわふわとしていつもの朝と違うような気がした。
(可愛いよ)
電車に乗っている最中、ふと彼の声が頭を過ぎって思い出してしまう。
優しくするからと言った昨日の彼は土曜日の彼とは違って私を甘やかすように抱いてくれた。
だいすきと肌をなぞっていく唇はつけた覚えがないと拗ねていた痕を付け直すように触れて、自分のものだというようにまた新しく増えた痕があった。
「Aちゃんのことになると、我慢できひんみたい」
今日は寝かせてあげようと思ってたのに。と眉を下げていたけど、毎晩彼の腕の中に閉じ込められて愛されて私の心は幸せだと言っていた。
仕事だから切り替えないといけないのに、Aちゃんと甘い声で名前を呼ぶ彼の声を思い出してしまって家に引き返してしまいたくなる。
(全部、センラのせい)
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あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» 発狂だなんてありがとうございますw出来る時になるべく更新するようにしているのでこれからもお付き合いお願い致します★ (2019年6月18日 5時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - もう、更新早めで発狂してました (2019年6月17日 19時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 白雨さん» 白雨様ー！ありがとうございます！m(_ _)mキャラクター崩壊も甚だしいですがこれからもよろしくお願い致します！ (2019年6月17日 16時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 赤星になりましたね！おめでとうございます〜！これからの展開も楽しみにしてます(*´艸｀) (2019年6月17日 11時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» ありがとうございます！深夜更新が多いのでご迷惑をおかけするかもしれませんがお付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月16日 23時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年6月9日 16時
