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お昼すぎに起きたからか日中はあっという間に過ぎ、スーパーへの買い物や自分の事をしていたらあっという間に夕飯の時間も過ぎて、いつもよりお休みが早く過ぎた気がするなぁとマニキュアを塗り終えた爪をぼんやり眺める。

もう乾いたかなと爪先にふー、と息をかけると手首を引かれ彼の顔が見えたと思ったら唇が重なった。

マニキュアが乾いたかわからなくて下手に彼に触れない。
それをわかっててやってるんだろう、手首を掴んでない方の手が自由なのに私が抵抗しないのをいい事に身体は更に引き寄せられてしまった。

「セン、」

名前すら呼ばせて貰えず唇を離してもすぐに塞がれてしまう。
押し倒されるようにのしかかる彼の身体のせいで背中を支えた片腕に身体を預けてしまった。

「センラ、ちょっ、と!」

「んー?」

ラグの上に完全に押し倒された私は指先がつかないよう彼の肩を手のひらでなんとか押し返そうと試みたけど彼はそれも気にせず私の頬にキスを落とし続けた。

「楽しい」

昨日の面影は無く、くすくすと目を細めて笑う彼を見て抵抗する気が無くなってしまう。

「可愛い爪になってる」

猫の手のような形になった私の爪を見て似合ってると言われると完全に抵抗できなくなってしまった。
諦めて抵抗していた腕の力を抜くと背中に腕を回され抱き起こされた。

「冗談やよ、ごめんね」

緩く彼に置いた手を取られるともう乾いたんちゃう?と優しく笑う。

(ずるい...)

こっちの色も似合いそう、とテーブルに並べたマニキュアを見て無邪気に話す彼の横顔をどきどきしてあまり見れなかった。


---------------

明日から仕事だと早めに布団に入り彼に寝かしつけられたはずなのにお昼まで寝ていたからかすぐに目が覚めてしまった。

寝ようと瞼を閉じても眠気は全く来ず再び眠りにつける気配がない。

(寝れない...)

何も考えないようにしたり、羊を数えてみたけどどれも効果が無い。
隣にいる彼を見上げると眠っているようで起きる気配がない。
暗闇に慣れた目で彼を眺めていたら一人で起きているのがさみしくなってしまった。

(起こすのも可哀想だしなぁ)

一緒に暮らしてしばらく経ってからだけど、よく眠るようになったなと彼の寝顔を見つめて思う。
大きくなるまでによく寝ていた以外、寝る必要はないと言っていたし眠りは浅かったようだけど今はしっかりと眠るようになった。

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» 発狂だなんてありがとうございますw出来る時になるべく更新するようにしているのでこれからもお付き合いお願い致します★ (2019年6月18日 5時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - もう、更新早めで発狂してました (2019年6月17日 19時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 白雨さん» 白雨様ー!ありがとうございます!m(_ _)mキャラクター崩壊も甚だしいですがこれからもよろしくお願い致します! (2019年6月17日 16時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 赤星になりましたね!おめでとうございます〜!これからの展開も楽しみにしてます(*´艸`) (2019年6月17日 11時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» ありがとうございます!深夜更新が多いのでご迷惑をおかけするかもしれませんがお付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月16日 23時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーりん | 作成日時:2019年6月9日 16時

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