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皆で食事を終えてくつろいでいると、
おいしかった、ありがとうと喜んでくれているみたいだったから嬉しくなった。

「まーしぃは何ができるの?」

腹一杯や、と寝転んでいるまーしぃに聞くとうーん、と言う間延びした返事をしてポケットを探っている。

「不死身の身体と、こいつで撃つことができる」

元々警察官だったらしいまーしぃは拳銃を持っていて相手を攻撃できるらしい。
物騒な物が出てきてびっくりしていると慌ててセンラが私の目を覆う。

「Aちゃんの前で使うことは無いから」

まーしぃ、早くそれしまって!とセンラが言うとへーい、と眠たそうな拳銃を持っているとは思えない穏やかな声だった。

3人は自由に姿を消したり壁を越えたり出来るらしい。
空を飛べるのは羽のあるうらたんとさかたんの2人らしく
箒がベランダにあるよー、と杖を振るとベランダにあった箒がふわふわと浮いているのが見えた。

毎日どこで何をしているのか聞くと、全員気まずそうに黙り込む。
何かいけないことを聞いてしまったんだろうか。

「えーっとね、、、」

口を開いたのはセンラだけどその先の続きが無い。
私から視線を逸らして皆を見ている。

センラを助けてくれたし嘘をついても仕方ないとうらたんがこちらを見る。

うらたんの話では人間をあまり良く思っていない自分たちは暇だなー、と思うと驚かしたりとにかく悪戯をして遊んでいると言う。
面白おかしく生きていければいい自分たちにとって不死身の身は長い長い時間を持て余し退屈で仕方ないそうだ。

怖くて何をするのか聞けなかったから一応納得はしておいた。

「Aちゃんにはせーへんよ!」

「そうそう、センラの事もあるし!」

センラとさかたんは必死に絶対何もせーへん!と口々に弁明をするけど私以外にはするという事だろうか。
うらたんとまーしぃに関してはうんうんと頷いてはいるけど気まずいのか目も合わない。

「Aちゃん、信用出来ひん?」

心配そうに私を見るセンラに大丈夫だよと言うとほっとしたように笑う。

「Aちゃんには何もせーへんから、また遊びに来ていい?」

さかたんが上目遣いで私の顔色を伺っている。

「もちろん。センラもその方が楽しいだろうし」

センラはそんな事ない、Aちゃんがおるときは邪魔すんなとまたさかたんと言い合いをしている。

口を開けば言い争いをするセンラとさかたんを見て、なんだこれは兄弟喧嘩のようなものかと微笑ましくなった。

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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おかゆ*(プロフ) - 番外編ありがとうございます!小センラさん大好きだったので悶えました……無理しない程度に頑張ってください (2019年10月9日 12時) (レス) id: 8572672a4d (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - 言葉喋るショタより何も喋らずに言葉理解してなかったり仕草で感情表現するショタの方が天使よな。まぁつまり神ってことよ。何のご褒美ですか。平日の夜中4時ににやけながらこれ読むってただの変態なんですけど。 (2019年6月6日 4時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - あのんさん» ありがとうございます!コメント頂けると励みになります(;o;)これからも楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - とても好きです!!読む度癒やされてます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 2726eacb2c (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - あーりんさん» 全然!!気長に待ってます!! (2019年5月22日 0時) (レス) id: 106e1f2421 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーりん | 作成日時:2019年5月17日 21時

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