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「あ"ーーーーっ!!あ"っ!はやーい!皆速いよー!!」
「てか十四松禁止!」
『十四松自体が禁止になっちゃったよ!』
競馬に混じえて一緒に走る十四松。
まあ当たり前だがいくら運動神経が怪物並に良い十四松でも
馬と走っても追いつけなかった。
若干苛立ちを持ちながら禁止する一松と
苦笑いしながらハイ松は×マークの札を上げていた。
「いえーい!結局勝ったー!」
「帰れえぇぇ!!!」
『い、一松…!落ち着いて!!』
まさかの一着に一松は声を荒げて叫んでおり、
そんな一松にハイ松は慌てて押さえ込んだ。
「フッ…競馬はマナーを守って」
「皆仲良く楽しく!」
「大金せしめて〜!」
前にいた一松、トド松、チョロ松は肩を組み、
後ろのハイ松、十四松、おそ松、カラ松も同時に肩を組み、
七人は一斉にあくどい笑みを浮かべていた。
「夢のニート生活…エンジョイじゃーい!
ゲハハハハハ!!!」
『「「「「「「ぎゃーっはっはっはっは!ははは!!!」」」」」」』
モニターの前で下品に笑う七つ子。
誰が七つ子の中で一人はまともだと言ったのだろうか。
忘れないで欲しい。全員クズなことを。
「「…………」」
モニターで笑っている七つ子にそんな彼らの両親である
松代と松造は石のように固まっていた。
呆れを通り越して最早虚無になってしまったのだった。
ーーーーーーーーーーーー
【チェック】
「はーい、頑張ってー。よろしくねー!はーい!」
チョロ松が出走する馬のチェックをしているが、
どの馬も問題ないのでエールを送りながら馬に手を振っていた。
すると、おそ松が通り掛かる。
「…え?……えっ!?」
チョロ松はおそ松が乗っている馬を見て思わず二度見した。
「ちょっ!君!君ぃ!!」
「あ?」
「何乗ってんのそれ!ダメだよ!?チーターだよね!?」
なんと、おそ松が乗っていたのは馬ではなく
まさかの馬よりも速いチーターだった。
「え?馬だけど」
「チーターだろ?」
「馬だよ」
「チーターだろ?」
チョロ松がどんなにチーターだと指摘をしてもおそ松は馬と言い張っていた。
どう考えてもチーターを馬に例えるのは無理がある。
「コイツだったら、どんな馬にも負けない!」
「チーターだからね」
「凄いんだよー!最高時速100km以上!」
「チーターだからね」
「過去にそんな馬いた?」
「いない。だってコイツチーターだもん」
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びたー(プロフ) - ロアさん» ありがとうございます🙇♂️とても嬉しいです🙇♂️ (2022年9月29日 8時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - おもろい (2022年9月29日 6時) (レス) @page38 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - たまごさん» マフィア松了解致しました🙆♀️夢絵ですと!?こちらも是非とも描かせて頂きます!しかし、イラストの方ですと描くのにかなり時間が掛かりますので把握お願い致します🙇♂️作者ながら赤面させるの好きです。 (2022年9月29日 2時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - びたーさん» はわ......ありがとうございます......ッ!カッコいいハイ松くんがみたいのでマフィア松でお願いします!あと、わがままなのですが、ハイ松くんの夢絵っぽい絵ってお願いできますか?(オリジナルのお話に出たハイ松くんの赤面シーンが今でも忘れられません…‥!) (2022年9月29日 1時) (レス) id: 9b1546abb2 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - たまごさん» お久しぶりです😊どうもありがとうございます。どうか2期でもよろしくお願いします🙇♂️イラストリクエスト承知致しました。質問ですが、この派生松が見たいというのはありますでしょうか? (2022年9月29日 0時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年9月25日 1時