○ ページ19
*
｢ぼっ！｣
｢ぼえっ！｣
『ぼうえっ！』
｢ぼうえっ！！｣
トド松、一松、ハイ松の順番で頭を突っ込み、
最終的は十四松が落ちた際の振動によって三人は軽く吹き飛んだ。
｢いってててて！……えっ！？何ここ！！｣
｢うぅ…吸い込まれたんだ…｣
｢んじゃダヨーンの身体の中！？は！？気持ち悪！！｣
四人が辿り着いたのはダヨーンの身体の中だった。
恐らく行方不明だった三人もダヨーンに吸い込まれて、
ダヨーンの周りに建物が無かったのはダヨーンが吸い混んだのだろう。
｢ちょっとちょっと！ハイ松兄さんどうすんの…｣
『わぁ…！身体の中ってこうなってるんだ…！
もしかして僕たちの居るところって胃の辺りかな…。
…いや、胃の中だったら胃液があっても可笑しくないはず…』
トド松が慌ててハイ松を頼ろうとするが、
ハイ松はダヨーンの身体の中を見て興奮しており、
目をキラキラとさせながら色々な場所を見ていた。
｢………。ハイ松兄さん！！！｣
『わっ！ご、ごめんトッティ…。つい…』
｢もー！｣
トド松に名前を呼ばれて苦笑いしながら、
後頭部を掻くハイ松にトド松は腕を組んで呆れていた。
｢あはっ！ここあったかぁい！やったぁ！
復活シーム！ありが盗塁王！心配おかけしマシーン軍団！からのぉ！
ぼうえぇっ！からのぉ！！
ハッスルハッスルぅ！マッスルマッスルぅ！｣
『あ、良かった。十四松もいつものに戻った…』
ダヨーンの身体の中が暖かかったので、
十四松は身に纏っていた服達を全て捨てて、
またいつもの感じに戻り、ハイ松は安堵して胸を撫で下ろしていた。
｢取り敢えず出口探そうよ…｣
こうして四人は一先ず出口を探すことに。
先を歩くとダヨーンが吸い込んだ色々な物が置かれてあった。
｢すっごーい！なんかいっぱいあるねー！
あははっ！バットも！｣
｢ちょっ！触んない方が良いって！
…って一松兄さんも！！この世界の猫集めようとしなくて良いから！｣
｢…………｣
十四松がバットを触ろうとし、トド松が注意し、
一松も猫に使えそうな皿を見詰めているのを発見し、
慌てて止めに入って説得もした。
｢もう…ハイ松兄さんからも何か言ってやって…｣
『もしかして、ダヨーンが全部吸い込んだのかな…！
わぁ！電柱もある！やっぱり色んな物食べるんだ…。
ねえねえトッティ、記念品として持って帰らない？』
｢おいゴルァ！！！三男ゴルァァァ！！！！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びたー(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます。おそ松さんハマって自分のことのように嬉しいです😊この作品を読んでくれてとても嬉しく思います！ありがとうございます🙇亀更新ですが、これからも頑張っていきます。よろしくお願い致します🙏 (2022年9月24日 21時) (
レス) id: 8be8dbacef (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 最近おそ松さんにまたハマり始めて占いツクールを適当に漁ってたんですが良作にあえて一気に見ちゃいました。これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2022年9月24日 18時) (レス) id: cd9fc5524f (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» コメントありがとうございます😊はい…！遂に続編来ちゃいました！これからもよろしくお願いします🙏 (2022年9月23日 16時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - もう続編か...!! (2022年9月23日 15時) (レス) @page49 id: a3e7c7059c (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» 感情的になって言葉を崩してしまうハイ松くんを書いて不安でしたが、衝撃を与えてくれて気恥ずかしいです😌💞ありがとうございます😊 (2022年9月22日 13時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びた一 x他1人 | 作成日時：2022年9月14日 21時
