百鬼CP小説 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,140 hit

軍人っていいよねページ17

「は？」
何だ、
なんで俺はこんなとこにいる？
どこで間違えた？
どこで…？
読みは当たっていたはずだ。
コイツらの狙いは指揮官のはず。
何故、俺がここにいる？
情報を吐き出させるためか？

余計な思考ばかりが脳を占拠する。
1度状況を整理しよう、と考えるのをやめた。

目の前が暗い。
感触的に布かなにかで覆われているのだろう。
寒い…
どこからが隙間風が吹くような音が聞こえる。
あまり新しい綺麗な場所ではないだろう。
何よりも匂いが酷い。
下が硬いが…コンクリの床か。

「…………誰だ」

ふと人の気配がし殺意を胸に布越しに睨みつけた。

「どーいう事っすか!?助けに行かないって？ふざけないで下さいよ!!!」

「捕えられたのは彼奴の失態だ。軍全体を動かすわけにはいかん。落ち着いて状況整理しろ。」

「状況整理が出来てねぇのはあんたじゃないか!!」

「ルウヤ、貴方可笑しいわよ？何をそんなに暑くなっているの。分隊長の言うことに従ってちょうだい。」

嗚呼、煩い女だ。

セフレの1人が優しくなだめる。

「うるせぇ……軍を動かさなきゃいいんだよなぁ？なら、俺一人で行く。」

「それは認めない。」

「俺はアンタのもんじゃねぇんだよ。あと、アンタとその女デキテんの知ってっからな。その女は俺のセフレだけど…。」

ちょっとむかっ腹が立ったので嫌味がわりに爆弾を落としていく。

ザワついていたが知らん。

銃火器と手持ちナイフを腰に付け迎えに行く。