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善逸はわたしを抱くとき、いっつも口元に耳を寄せてきた。

わたしのうすっぺらい嬌声に鼓膜を震わせて、うっとりと目をとろけさせる。

喉が疲れてきたなぁと思ったら、一際、激しく揺さぶられた。

また声がこぼれる。

満足げな善逸の耳たぶに、噛みついてやった。





「山に行ったらさ!5体もいたんだよ!!しかも次の日見たら1体ずつ消えてるの!!怖くない!?」

体力∞な善逸は、布団に張りついてるわたしを、甘味処巡りデートに引っぱり出した。

わらび餅で膨らんだほっぺがかわいい。

いや推しはいついかなるときも、死角なくかわいいんだけどね。

て言うか、それ善逸がやってるんだかんな。

寝ながら。

「なんで俺がこんなトコロに」ってぶつぶつ言ってるけど、「さすがお館様、適役だ」ってわたしは思うよ。



「……あ!ねえ見て!でっかい船!」

橋から身を乗りだして、海の方を指さした。

あんなにでかいやつ、滅多に見れないぞ。

「見えた?見えた?」

「………ふっ」

「……善逸?」

「くっ……ふふ、あは、ははは!!」

笑い出した。なんで。

お腹をかかえてヒーヒー笑う善逸を、呆然と見つめるわたし。

「いや、楽しそうだなあって」

「……そりゃあ、楽しいからね」

「うん。知ってる」

そう目を閉じて、なにかに思いを馳せて、胸に手をあてる。



「Aちゃんは俺といるとき、楽しくてしょうがない。そんな音がする」



「Aちゃんは俺が大好きなんだね」と笑う。

当たり前のこと、やけにうれしそうに言って、わたしに口づける。

しあわせが伝染るみたいな、そんなキス。

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藤宮(プロフ) - 完結おめでとうございました。ジャンル跨ってもあなたの夢小説が好きです。うらつくに帰って来てくれて嬉しかったです。またお待ちしています。ありがとうございました。 (11月4日 21時) (レス) id: 923594ed19 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 完結おめでとうございます!心があったかくなる素敵なお話でした!ありがとうございました! (10月29日 21時) (レス) id: c2aa807e73 (このIDを非表示/違反報告)
茉紘(プロフ) - お疲れさまでした!もう最高です!!見るたびにキュンキュンしてました!!素晴らしい作品をありがとうございました!! (10月28日 11時) (レス) id: 4b7cd9245b (このIDを非表示/違反報告)
湊音(プロフ) - お疲れ様でした!最後までとても癒されるお話でした、もう最高です!いいお話をありがとうございました! (10月28日 0時) (レス) id: 0191941661 (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - 文才とロマンの塊ですね!←褒めてる お疲れさまでした!きゅんきゅんしまくりでしたよwこれからも頑張ってください (10月27日 2時) (レス) id: 7dcbe0da66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有希 | 作成日時:2019年10月4日 22時

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