ピアノ (ページ20)

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ホソクとナムジュンに偶然会ったあの日から数日…

カムバックした防弾少年団は連日テレビで見ない日はないぐらい、活躍していた。

あの日交換したカトクのグループも、すっかり忙しいのか最近は誰も呟やかず、静かだ…。

でも、ソラはあれからますますナムジュンのことが好きになったようで…ひっそりと２人でカトクしてるらしい…。

そしてちゃっかりアルバムも購入し…あの競争率がめちゃくちゃ高いサイン会にも当たったらしい…。

恐るべき、ソラの強運！！

SR「Aも行けると良かったのに…。あ、ナムジュンかホソクに頼んでみよっか？」

「大丈夫、そんなことしなくても！楽しんでおいで、サイン会！ナムジュンにも会えることだしっ！」

SR「でも…Aもユンギに会いたいよね…」

「大丈夫ほんとに！あ、ならさサイン会の時ユンギに春の日良かった…って伝えといて！」

SR「そんなんでいいの？ほんとにAは…」

と納得のいってないようなソラだった。

本当は会いたいけど、どんな風に接すればいいかわからないし…アイドルになったユンギにたやすく近寄ってはいけない気もして…

正直よくわからなかった…。

それから家に帰ってテレビをつけると、今度はバラエティに出てるユンギ…

MCに振られて愛嬌とかやってるし…

昔からいつも何でもめんどくさそうにしながらも、

出し物とかは全力で人を楽しませようとしたり、空気をちゃんと読んで、臨機応変に対応するから、それなりに友だちも多かったし、みんなに慕われていたユンギ。

そんなユンギのことが自慢の幼馴染みだったし、気づいたら好きになってた。

「あーーーー、ユンギのバカ。」

ソファーに座り、クッションをテレビに投げつける…

結局7年経った今も、まだユンギのことが好きなことを認めざる得なかった。