＃１５ダンス ページ15
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自己紹介が終わり、レッスンが始まる空気になった。
…わたしダンス教えてもらわないとじゃん。
「あの…申し訳ないんですが…」
北斗「ダンス」
「え？」
北斗「わかんないんだろ」
「…はい」
素直にそう返事すると、北斗くんは微笑んだ。
いいよ、教える。って言ってみんなに声をかける。
北斗「高橋さん、まだダンスわからないみたいだから俺らが一回踊って見せよう」
「でもまだ完璧じゃ…」
北斗「あんたトレーナーでしょ？完璧じゃなくてもここはこうだってわかるはず。」
挑発しているかのようなその余裕の笑みに、ちょっと対抗心が燃える。
「…そこまで言うなら、見してください」
私も余裕の笑みを浮かべて北斗くんを見つめた。
…まあ、余裕じゃないんだけどね。
そしてyou make meが流れ出す。
落ち着いたメロディに、英語の歌詞。全体的に静かなダンスだ。
…完全に魅了される。
終わったのにも気づかないくらい、出来栄えが良かった。
ジェシー「高橋さん？どうだった？」
「…良すぎるんだけど！！」
私は立ち上がってジェシーくんの肩をぶらぶらと揺さぶる。
「うん、良い！強いて言うなら樹くんもうちょっと…………のとこ足上げよ！！」
樹「俺だけダメ出し〜？」
北斗「ま、ダメ出しするほど自分がいいんじゃない？」
「は？ふっかと同じこと言うね」
ぎろり、と北斗くんを見つめても北斗くんはやっぱり片方の口角を上げるばかり。
…んん、むっかつく。
慎太郎「まあまあ、そんなに怒んないでよ。北斗ってひねくれてるからさ？」
ねー！って慎太郎くんが樹くんと言い合う。
京本くんは相変わらずニコニコしてるだけ。
でも突然、京本くんが口を開くと爆弾発言をした。
京本「でも見て見たいかも。Aちゃんのダンス。」
…へ。
さっきも同じ下り食らったけど…
「…いいけど、何踊ればいいの？」
ジェシー「ジャポニカスタイル！！」
ジャポニカスタイル…一回わたしが踊ったことがある曲だ。１週間ぐらい前に、ね。
ふっかとどっちが先に覚えられるかって言うのをやったんだっけな。
わたしは「いいよ」と答えて立ち位置に着く。
樹「誰のパート踊るの？」
「京本」
京本「呼び捨て」
音楽が流れ始めると、体は動いた。
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美涼 - 更新頑張ってください。 (2020年3月18日 12時) (
レス) id: 1ff24063f5 (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 小説面白いです！更新楽しみにしています！頑張って下さい！ (2020年2月28日 23時) (レス) id: c558c0fdfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2019年8月15日 21時
