【猗窩座】あした、君と生きる【成り代わり】

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私は鬼が嫌いで、猗窩座も嫌いなのに
狛治さんに恋してるかもしれないなんて
矛盾しているだろうか。









貴「...わぁ、本当に強い。」



稽古場へつくと、
私は扉から少しだけ顔をひょっこり出して
慶蔵さんと狛治さん、2人の鍛錬の様子を伺った。

慶蔵さんはもちろんすっごく強いけど
狛治さんも負けてない。

攻めて攻めて攻めまくってる。

あんなにのくらったらたまったもんじゃない。



貴「は、はやい。見えない...ｹﾎｹﾎ」



拳とか足技とかのスピードが早すぎて
もはや見えない。

人間の頃からやっぱりこんなに強かったんだ。

私が見入ってると、急に2人の動きが止まった。



狛「バレバレですよ、見えてます。」

慶「そうだなあもう少し上手に隠れてみないとなあ」



バ レ て た

私はバレない前提で見に行ったのに。

なんか、恥ずかしい。



狛「ほら、部屋戻りますよ。もし悪化したらどうするんですか。」

貴「 ... ごめんなさい。でも見てみたくて。」



狛治さんは私を軽々と抱き上げて
慶蔵さんに一言かけて私の部屋へ向かいはじめる。



貴「私の看病をずっとしてくれて、鍛錬もしてあんなに強くて、狛治さんすごいね 。」

狛「別に苦じゃないので。それに言ったじゃないですか、命かけて守りますって。」

貴「？？それは鬼が出たときでしょ？ｹﾎｹﾎ」

狛「鬼に限らずですよ。そのためにも鍛錬に励むんです」




ねえ、好きになるなってほうが
難しいよね？





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