誰も死なせるな、守れ 弐 【鬼滅の刃】

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「久しぶりだね。気分はどうだい、A。」




...お前は！！気分なんて良いわけないよ。




「鬼になりかけたからかい？」




...どうしてそれを知ってるの？




「それは僕だからだよ。」




...答えになってない！！そんなので納得いくわけがないでしょ！！




「ん〜どうしたものかな。他に言いようがないんだけどなあ。あえて言うなら僕と夜の呼吸には強い繋がりがあるから...かな？」




...強い繋がり？どういうこと？




「これ以上は言えないな。それにしてもA、僕は注意したじゃないか。夜に飲み込まれるなよってね。」




...あの時はそんなこと言われてもわからなかったもの。それにあなただって教えてくれなかった。




「でも彼の記憶でわかっただろう？」




...そうね。心の闇の深さだってわかった。だけど、私はあなたとの夢で宵闇さんの夢を思い出さないと、現実の記憶には残らないの。今回は微かに記憶を思い出すことができたけど、それでも全ては思い出せなかった。だから鬼になりかけてしまった。




「あれ、僕そんな風にしてた？ごめんごめん。」




...は？




「次から宵闇の記憶を見たときには、そんな風にならないようにしとくね。」




...ちょっと待って。あなたが私に宵闇さんの夢を見せてるの？




「ﾌﾌ、ごめんね。僕には答えれることが少ないんだ。大丈夫、宵闇が全て教えてくれるさ。」




...あなたと宵闇さんの関係はなに？これだけ教えてよ....！！




「救った者と、救われた者の関係だよ。」




...救った者と救われた者？




「ああ、また時間が来てしまったみたいだね。いいね、A。完全に鬼にはなるなよ。この前みたいでいい、人間を保て。僕が言えるのはこれくらいさ。」




...な、まだ聞きたいことがまだまだあるのn ____









「鬼になってしまえば最後だ。」

「心も強くあれ 、A。」





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