誰も死なせるな、守れ【鬼滅の刃】

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『また、下弦を倒したんだって？』

『たかが下弦の鬼だ。上弦、そして鬼舞辻無惨を倒さねば意味はない。』

『さすが夜柱様は意識が高いね〜〜！』




これ、は...。

この感じ、二回目だ。

どうして、起きた時忘れてたんだ...？



また目の前に人がいて、やり取りをしている。

そしてその人は宵闇さんと、他の鬼殺隊の人だ。

私のことはやはり見えていないみたい。




『あ、おい、縁壱さん！あんたも下弦をやったんだってな！おまえら本当にずば抜けて強いよなあ』

『宵闇、少しいいか。』

『...わかった。』

『おうおう、強いやつらで話してこい！俺みたいに弱いやつにはついていけないからな！』




そして場面が変わる。

...ここは最初にこの夢(?)を見た森の場所だ。




『宵闇、お前は私怨に囚われすぎている。いつか身を滅ぼすに違いない。』

『何を言い出すか。お前なら俺の気持ちがわかるだろう、縁壱。』

『わかるさ。俺だって嫁の仇をとりたい。しかし他にしなければならないことも見えてる。お前は見えていない。』




私怨...。

きっと嫁...月夜さんを鬼にされたことに対する
無惨への恨みだろう。




『わざわざこんな場所に連れてきやがって。』

『お前、鬼と戦ってるときどっちが鬼かわからないぞ。』

『...。』

『もう言わないが。宵闇、少しは息継ぎ、しろよな。』




そう言って緑壱さんという人はその場から去った。

縁壱さんって、どの立場の人なんだろう。



どっちが鬼かわからない。

息継ぎ。



なんか私が童磨に言われたことと
繋がるような、そんな気もする。

夜の呼吸について
もっともっと詳しく知りたい。

そんな思いが芽生えた。




愛する人を葬るために生まれた呼吸

愛する人がいなくなったその後
愛する人を鬼にした無惨を倒すために
私怨をはらすために使われた呼吸。


私には知らないことが多すぎる。




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