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私は家に着くなり、膝から崩れ落ちた。
もちろんあの女性が怖かったこともあるし、何より、ジント君にあんな婚約者がいたことが、相当ショックだった。
だけど、私は今日の事を受けて、ちゃんと言わなければいけないことがある。
全然話すこともまとまらないし、上手く言えるかわからないけれど、きっと、それが彼のためになるはずだ…。
仁人「Aちゃん…大丈夫？ごめん、怖い思いさせちゃって…」
「ううん…。いいの…。だけど、良かったね…。あなたのこと知ってる人が、見つかって…」
仁人「……。俺にとったら、あんなの知らない人だよ…。覚えてないんだし…」
「何言ってるの？！そんなこと言ったらダメじゃない！本当のジント君…いや、マサト君のこと知ってるんだよ？！あなたの記憶が全部戻るかもしれない！」
仁人「そ、そんな名前で呼ばないでよ…。俺はジントだよ…。他の誰でもない…！マサトになんて、なりたくない！」
「違うの！ジントなんて名前は、私が勝手に付けた仮名なの！あなたはマサト君よ…。そして、あの人があなたの婚約者。あなたの事、本当に幸せにしてくれる人だし、幸せにしてあげなきゃいけない人なの。分かるでしょ…？」
仁人「ちょっと待ってよ！分からないよ…。俺が幸せにしたいのはAちゃんなんだよ？俺を幸せにできるのもAちゃんしかいない。なのに、変なことばっかり、言わないでよ…」
「変なこと言ってるのはあなたの方よ！……ごめんね…。だけど…やっぱり、今のあなたは本当のあなたじゃない…。
ジント君なんて人は本当はいないし、私とこれまで過ごした記憶も、全部あなたにとったら、嘘のでたらめなの。全部…間違いなの…。きっと、本当のあなたにはもっと幸せな人生が待ってるはずよ？
だから、明日、あの人のところへ帰りなさい？」
仁人「は、はぁ？何だよそれ…。俺が、Aちゃんと過ごしたこの数か月、全部間違いで…嘘だったって言うの？」
「うん…」
仁人「俺とキスしたことも、一緒に寝たことも、好きだって…言ってくれたことも…全部嘘で間違いなの…？」
「そう…。全部嘘…。間違いなの！私と過ごした時の事なんて、全部あなたにとったら本当じゃないの！！全部、でっちあげで、まがい物で、偽りで、初めからそんなものなかったことなの…。それで…それでいいのよ…」
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» いえいえこちらこそ変な捉え方をしてしまい申し訳ありません！続きも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年3月8日 15時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 良い意味で面白い展開で予想外でした！私の伝え方で誤解を与えてしまったようですみません。続き楽しみにしてます！ (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6c73ae34c1 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます！そんな風に言ってくださると、書いてよかったって思います。ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» 感想ありがとうございます！予想外になってしまって申し訳ないです…。続きも頑張って書いていきますので、良ければまた読んでくださると、嬉しいです！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今日からまた続きちょこちょこ書いていくので、良かったら読んでみてください！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月26日 19時
