92 ページ42
舜太「ここで！プレゼント交換タイムー！ふぅー！」
「言うと思った…。うちの伝統行事だったもんね…」
そう、我が家では家族全員でプレゼントを買いあって交換するプレゼント交換会が毎年行われていた。
舜太ならきっと仕掛けてくるだろうと思っていた。
舜太「もちろん、Aちゃんも買ってるやろ？」
「まぁね」
舜太「さすがAちゃん。じゃあこれ、俺とジントさんからAちゃんにプレゼント！」
「え？！ジント君も…？」
ジント「ごめん…。本当は俺がちゃんと働いて、お金稼いで買ってあげたかったんだけど…」
ジント君の本当の名前はおろか、年齢や住所などの身元が分かるものはまだ一切わかっていない。
以前からジント君は、働く私を見て自分も働いて私の生活を補助したいって言ってくれていたけど、記憶の大半を失って身元もわからない彼を雇ってくれるところはそうそうない。
ジント君にはそんなの気にしないでって言ってるけど、やっぱり、まだ気にしてたんだな…。
舜太「まぁ、ジントさんの記憶が戻ったら、その時にお返ししてもらおう！やから今回は、ジントさんが選んで、俺がお金を出したって感じ！」
「ありがとう二人とも！とっても嬉しい！」
黄色と赤の包み紙に覆われた細長い箱に、綺麗なリボンが結ばれていた。
舜太「それからこれはバンビに！」
「え？バンビにまで？ありがとう」
名前を呼ばれたバンビは更に尻尾を振って舜太にすり寄っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただけると、嬉しいです！ (2020年2月25日 21時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 2時) (レス) id: f0de405ab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月19日 15時
