666年後、捻れた世界にて再会した

31話 ページ32

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コスメショップに、ハイブランドの服飾店などを連れ回されて、小休憩で適当なカフェに入る
それからまた少し店を見て回って、ようやくアフタヌーンティーの会場を予約した時刻になった


つかれた.......
ホックはスキンケア用品とちょっとしたメイク道具で終わったけど、ヴェールとハーデス.......

いや、ホックが褒めるからか.......


ほぼ半日を荷物持ちとして働いて、足が棒になっている。
ハイヒールNGの理由はこれか.......

などと思いつつ、最後の目的地
“慈しみの夫人”の屋敷に来ていた

見覚えのある門、奥にある屋敷に間違いなく此処は
敬愛するトレメイン夫人の屋敷で、憎き灰被りの屋敷だった。


『どうやってこんな所見つけたんだ』

｢最近穴場貸切カフェとして話題になっているんですのよ｣

｢お前が買い取らないうちに貸切に来た｣

『.......マルフィに頼めば買い取るまでの間全部貸切にできるかな』

｢リクルーター全員でお金を出し合うことになるわよ｣


そうか
そんなに貸切料高いのか.......

あ、じゃあここのオーナーになれば修繕費にも当てられるし、管理できるし一石二鳥でお釣りが来るな


｢リィング、あの子たち着いてるわよ｣


ハーデスの声にパッと顔あげる
言った通り、エース達全員が揃っていた

荷物を落とさないように駆け足で近付いて、それぞれに分配していく


『よし、軽くなった』

｢いや、荷物持ちかよ！！！｣

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