666年後、捻れた世界にて再会した

25話 ページ26

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『こんにちは、Ms.ハーデス』


相変わらず声が冷たいな

そんなこと言ったら多分、ハーデス自身じゃなくヴェール辺りに怒られるだろうけど


『それで、何の用？』

《特に何も？強いて言うならば、貴方あのカラスとタコにはもう会ったのかしら？》

『会ったよ。会いました。』

《そう……。それなら私達に隠してたってわけね。……まぁ、いいわ。ご勝手に。》


その言葉はマルフィとジョーに宛ててのものだろう。
続けて彼女が扇をパタン、と閉じる音がする


《今週末に賢者の島に行くわ。場所の詳細は後で送るわ。イデアからマジカメのアカウント聞いておいてちょうだい。》


あ、僕が行くのは確定なんですね
そうだよな、こっちまで来るんだしな

マジカメ作らないとじゃないか……


《手土産はクッキーでいいわよ》

『あぁ……そこまで要求するんだ。OK,分かったよ。但し、手土産まで持っていくのは今回限りだからね』

《えぇ、いいわよ》


それじゃあ、と言って通話を切る
一気に疲れた……


「Aさん、貴方……ハーデスさんとも知り合いだったんですか？」

『腐れ縁ってやつだよ。』


さて、どんなクッキー作るか決めないとな……
いやその前にマジカメか……

Storeを開いて、マジカメを検索する
そのまま特にアプリの詳細を確認することも無く、インストールを始めた

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