6話 ページ7
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パンッパンッ!
乾いた空気を割る音が辺りに響き、体育大会の開始を知らせる
ジリジリと照り付ける太陽の光に、若干イラつきながらも、長ったらしい校長の話を聞く
……私が出るのは6番目の二人三脚。
相手は学級委員長の椎名月さん
天若さんも二人三脚だけど、私とは違う女の子とのペア
それが、少し寂しかった
「頑張ろうな、黒子」
『…………椎名月さん。はい、頑張りましょう』
椎名月さんに不満がある訳じゃ無いけれど……
天若さんとが良かったな、なんて考えてしまう
……最近の私は少し可笑しい。
もしかしたら、何か病気にかかっているのかも知れない。
それなら、周りにうつさないように早く病院に行かないといけませんね。
「如何したぁ〜〜?」
『!……天若さん』
急に現れた天若さんに、何故ここに?と尋ねると、予想外な答えが返ってきた
「お前が思い詰めた顔してたからなぁ〜〜」
『思い詰めた顔?』
そんな顔してたのだろうか?
……そもそも何で分かったんでしょうか?
昔から、表情が変わらない私の顔に……何故?
「まぁ、あんまり無茶し過ぎて倒れンなよぉ〜〜?」
そう言って、私の頭を2、3回優しく叩いた
『善処します』
矢張り、天若さんは不思議だ。
不思議?いや、変わり者?
……今の私には分からない
それより、真っ赤に染まった顔を如何にかするのが先決だ。
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ゆきん子(プロフ) - ユナさん» コメントありがとうございます!頑張らせて頂きます! (2016年12月25日 14時) (レス) id: 3cb9fc0f15 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - とても面白いです。更新頑張って下さい!応援しています! (2016年12月25日 14時) (レス) id: fd4872449f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきん子(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます!楽しんで下さって何よりです! (2016年12月18日 9時) (レス) id: 3cb9fc0f15 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ - 面白かった (2016年12月18日 7時) (レス) id: 450833dcd2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきん子(プロフ) - 田崎ユリナさん» ありがとうございます!面白いと言ってくださって非常に光栄です!頑張ります! (2016年12月15日 20時) (レス) id: 3cb9fc0f15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白昼のアマリリス | 作成日時:2016年11月28日 8時