妖精ギルドの眠り姫

『ギルさんが五代目マスター？！』 ページ6

『で、どうしたの？』

｢次のマスターが決まったそうだ。｣

へぇ〜！誰になるんだろ？
しっかり者のエルザかな？！ミストガン……は無理だね。ラクサスは破門中って聞いたし……？

『ッ！バカ。なんでマスク外すのよ。』

｢お前以外誰も居ないからだよ。｣

『〜〜〜〜ッ！/////』

素顔は駄目なのです！！
顔が整い過ぎているのですよ！！

『ｺﾎﾝ)……誰？次のマスターは……？』

｢ｸｽｯ)ギルダーツ……だそうだ。｣

『あぁ！Ｓ級って言えばギルさんもいたのよね！すっかり忘れてた』

あの性格だから誰も最強とは思わないよね。

『……あの人がマスターで大丈夫かしら。ギルドを何回も建て直すハメになりそう。』

｢だな。｣

ナツ達が喧嘩して、それにギルさんも乗っかって、ギルドが壊れて、建て直して、また壊して……ヤバイ。無限ループだわ。

『はぁ。悩みが増える。ただでさえ弱小ギルドになったと言うのに……』

毎年ある、大魔闘演武にも勝てない。街の人からの人望は落ちた。ギルドは移され、黄昏の鬼に借金抱えて、ギルドの皆は暴行を受け。

『黄昏の鬼。これ以上、わたし達のギルドに手を出すのなら、容赦はせん。(殺気』

｢お前の中で何があったかは知らんが、殺気を抑えろ、殺気を。｣

いや、ホントに容赦はしないよ？全面戦争来ていいよ？ファントムみたいにボコボコにしてあげるよ？

『はぁ。いいや。そこまで強くなかったよ。』

｢言っちゃ可哀想だろ｣←

あ、ミストガンも私が何言ってるか分かったんだね。良かった良かった^^

『さて、そろそろ帰りましょうか^^』

｢あぁ、そうだな。……泊めてくれ。宿を確保していない｣

『イイわよ。次からはちゃんと取っとくのよ。』

｢あぁ。｣

今日は天狼島から帰ってきたばかりだし、しょうがないケドね。
……はぁ。ギルさんがマスターの件断りますように。

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