妖精ギルドの眠り姫

『今回、質問ばっかだな』 ページ4

？｢で、じっちゃん。コイツ誰なんだ？｣

私も聞きたい。君誰？

｢この際だから自己紹介しとけ。お互いな｣

『じゃ、まずは私から。』

えーと。噛まないようにしなきゃな。

『私の名前はA･ヤトガワ。東洋人です。魔装者で、魔法剣を使います。好きな物は和菓子。嫌いな物は辛い物ですね。よろしく。』

ほ〜。噛まずに言えた！

それから、赤髪君達の説明を聞いて、自己紹介は終了した。

｢そう言えばAって、お酒は飲むの？｣

『嗜む程度には^^』

あまりガツガツは飲まないけど。

｢へぇ〜。あ、それと、魔装者って何？｣

『魔装者っていうのはね、あまりいないのよ。珍しいらしいよ。で、私は魔法剣を使うのだけれども、他にもガントレットや、魔導杖、キーロッド、魔導銃を使う人もいるわ^^』

｢それで、どうやって魔法を使うの？｣

うーん。どう説明しようか……。
あっ！そうだ！

『エルザ。確か黒羽の鎧とか出来たよね？』

｢あぁ。出来るが？ソレがどうした。｣

『いや、ルーシィちゃんが私の魔法の事知りたいって言うからさ。……エルザ。防御力の高い鎧に換装して。』

折角だから実戦を見せてあげよう！
その方が口より早い。

『見ててね。“黒羽の太刀”！』

ズバァァン！！！ スパっ!!

｢むっ。やはり切れたか。｣

｢えぇ！！｣

『これが私の魔法。エルザが騎士を使う。それを見て私がこの剣に封入するんだよ。魔水晶がいるけどね(苦笑)』

上手く説明出来たかな？

｢す、凄いんですね。｣

｢ルーシィ。コイツは普段眠ってばかりいるが、一応Ｓ級魔道士なんだぞ。｣

そんな大した魔法は使ってないんだけどね。
それに、エルザの言う通り、長い間眠るから腕もすぐ鈍るしね。

｢……もう1つ聞きたいんだけど、ミストガンさんとはどんな関係？｣

『ミストガンとの関係』→←『積もる話はあるよね』

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