妖精ギルドの眠り姫

『高らかに宣言しよう』 ページ12

『ロメオ君。アレって……もしかして“大魔闘演武”の事？』

｢うん！そうだよ！A姉！｣

大魔闘演武……か。
私だけの力だったら勝てなかったけど、主力メンバーが帰って来たんだから……

『確かに……優勝……出来るかもしれない……。』

｢だろ！？ほら、父ちゃん！A姉だってこう言ってるぜ？！｣

ラクサス……エルザ……ミストガン……ナツ、グレイ、カナ、ガジル、ウェンディ……。

『いや……勝てる！確実に！』

｢ちょっ、待ってよA！アレは生き恥を晒すようなもんでしょ？！｣

『でもさ、ビスカ。全ての物事は諦めなかったら、いつかは叶うもんでしょ。私達は今がまさにその時なのよ。』

生き恥とかは関係ない。このメンバーだったら……また、フェアリーテイルはフィオーレ１に返り咲ける！

｢それは……そうだけど……。敵には剣咬の虎とかもいるのよ？！｣

『力だけを求めるギルドに、フェアリーテイルは、負けやしないさ。』

｢だとしても、ナツ達の７年のブランクが！！｣

『マカオさん。７年“も”って考えるから駄目なのよ。ナツ達にとっては“たかが”７年じゃない。ねー？』

｢あぁ。そうだな。｣

｢燃えてきたァー！！！｣

それじゃあ大魔闘演武に向けて……

『マスター。』

｢うむ。チームフェアリーテイル！大魔闘演武に参戦じゃああぁぁ！！｣

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