ワールドトリガーの世界で大暴れしたら (ページ16)

今日:7 hit、昨日:21 hit、合計:32,030 hit

意味と過去ページ16

太刀川side

Aが意識不明の重体とか、あり得ない。俺は、アイツを守ると言ったのに！
何してるんだ？俺は！
・・・とにかくまずは、Aの所に行こう。
確か、基地の医務室だよな。

医務室へ走り出す太刀川さん。

医務室の扉を開けると、中にはAとお見舞いに来ていた三雲や米屋たちがいた。

太刀川「A・・・」

三雲「太刀川さん、すみません。Aは、僕をかばってこうなったんです。本当にすみません。」

太刀川「・・・いやっ、Aが決めた事だ。お前は悪くない。」

三雲「・・・」

太刀川・・・クソッ！俺がAを太刀川隊に入れた理由を知らずにやられてるんじゃねぇよ。俺は、おまえを守るためにそばにいるんだぞ。おまえは悲しみに溢れてるんだ。
俺は知ってるぞ！Aが本当は、今までに
苦しい人生を歩んできたことを！

太刀川「早く目覚ませ・・・。」

米屋「・・・」

Aside

・・・太刀川さんの声が聞こえる感じがする。
どこにいるんだろう？なんで真っ黒なの？
そうだ私は、どうしてここにいるんだっけ…

約4年と少し前

A「なんで、友達と遊びに行っちゃダメなの！？私もう10歳だよ？」

父「体だけ大きくなって、頭は赤ちゃんだろう！しっかりしてないからだ！」

A「・・・」

学校で

A「何これ？」

イジメ「プレゼントだ！ハハッ！」

イジメ2「Aって、ゴキブリ好きだろ？」

イジメ3「ほら、あげるよ！」

A「いらんし！」

イジメ「そんなこと言うな、ブス。」

イジメ2「本音出てるしっ！」

友達「何やってんの？あんたら！」

イジメ「チッ！」

A「ありがとう。」

友達「そんなこと言わないで、友達として当たり前だよ！」

A「嬉しいよ。」

友達「よかった～。」

私の中で1番、楽になる時は友達と一緒にいるこどだった。すごく優しくて、心思いで、私の事を考えてくれるし。その時だけが、幸せだった。ずっとこのままでいたい程。
けど、私の唯一の時と全てを奪う出来事が起きた。それは、第一次大規模侵攻だ。

友達と一緒に学校からの帰りだった。いつも通り楽しくおしゃべりしてて、歩いてたら急に
警報が鳴ったのだ。

ウゥー

ゲート発生ゲート発生
大量のゲートが発生

A「えっ！！何あれ！！！」

友達「デカイのが出てきた！！」

A「こっち向いてる。」

ズガッ
スゥーー！

友達「危ない！！」

A「！！！」