ひたすら愛される流星くん４ (ページ22)

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俺ららしい(紫×青) ページ22

(紫)

『…っわ、めっちゃ綺麗』

「ふふ、濵ちゃんここに連れてきたかってん！」

ふわふわと楽しそうに笑う流星の頭を撫でると嬉しそうにさらに笑う。

流星が俺の誕生日に連れてきてくれたのは、都会から離れた離島。

人もほとんど居なくて、周りは自然と海だけ。

「景色すごい綺麗やろー？釣りし放題やで！」

『それで釣竿持ってきて言うてたんか！わー！ありがとう流星』

ぎゅっと抱きしめると、流星もぎゅーっと抱き返してくれる。

こんな寒い季節に来る人なんてほとんど居なくて、流星と二人きりの世界に来たかと思うくらい。

昼は寒い中付き合ってくれて思う存分釣りを楽しんで、そのお魚を捌いてもらって海鮮丼を食べたり、俺好みの楽しみ方をさせてくれた。

ホテルのご飯も豪勢で、お魚にお肉に…。

サプライズでケーキも出てきて「誕生日おめでとう〜！！」ってお祝いしてくれて、この歳でもサプライズって嬉しいんやなっておっさんみたいなこと思ったり。

あまり飲まないお酒も少しだけ飲んでしまうくらいには浮かれていた。

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