130 澁澤龍彦 ページ25
Aは、いつもの様に理不尽な暴 言・暴 力に耐えていた
飽きると、Aを外に追い出し鍵をかけた
Aは、再び痛みが感じにくくなり初め表情も変わらなくなってきた
フェージャ兄にも逢いたい」
Aが本音を云うのは珊瑚と琥珀の前だけ
貴方「うん……」
琥珀「A、気分転換に散歩しに行こう!」
珊瑚「そうね!ずっと家に居たから運動しよ!」
珊瑚と琥珀は、Aを連れて行った
歩いているとAが反応し、珊瑚たちは血の匂いを辿って行くと
路地裏で傷だらけの
澁澤龍彦が居た
珊瑚「知らん。取り敢えず、治療する」
澁澤「お前たち、誰だ?」
琥珀「あっ、気が付いた」
珊瑚「あたしは、珊瑚」
琥珀「ボクは琥珀」
貴方「吉田A」
澁澤「成程……多重異能力者か」
珊瑚「あたしたちの主に手を出したか赦さないよ」
澁澤「嗚呼。A、着いて来てくれないか」
珊瑚「A、行こう!」
琥珀「そうだね!澁澤なら安心出来るよ」
貴方「龍兄…って呼んでいい?」
龍彦「好きに呼んで言いぞ」
この日を境にAたちは、澁澤と交流を始めた