コピペ改変21 ※庭師と復讐者の背景ストーリーのネタバレ&◯亡描写あり ページ34
泣けコピです｡
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レオ｢ある日､6歳だった娘が突然意識を失って死んだ｡
直接の死因は心臓発作だったが､持病のない子だったので病院は不審に思ったらしく､俺は警察の事情聴取を受けた｡
葬式には元妻がアイツ同伴でやって来たが､俺にはその無神経に腹を立てる気力がなく､機械的に対応を済ませておいた｡
初7日も済んだ頃､俺は1人で娘が観たがっていた『ゴ◯ラ』と『とっ◯こ◯◯◯郎』の2本立てを観ることにした｡
『ハ◯◯郎』歌を聴いた瞬間､俺は予想通り泣いた｡
6歳にもなって活舌の悪い娘が､この歌を一生懸命覚えて歌っていたのを思い出したからだ｡
途中で何度も間違えながらも､最後まで歌おうとする姿が可愛らしかった｡
…今年のクリスマスには､◯ム◯郎の◯コ◯ジーを買ってやるつもりだった｡
女親のいない家庭だったが､少しでもあの子が喜んでくれそうなものをと､服を買うときだって面倒がらずに吟味を重ねた｡
学校だって行きたい所に行かせてやるつもりだったし､成人になったら2人で祝い酒を飲むつもりだった｡
妻と離婚してから､俺は100％リサの為に生きると誓って必死にやってきたのに…結局､この世に神様なんて絶対いないと思い知らされただけだった｣
陽一｢小さい頃に親戚のおばさんが作ってくれた炊き込みご飯が大好物だった｡
おばさんが季節に合わせて炊き込みご飯に入れる材料を変えるので､毎回食べるのが楽しみで仕方なかった｡
特にそれを口に出して本人に言ったことはなかったけど､おばさんには分かっていたらしく､遊びに行ったりすると夕食には必ず炊き込みご飯を作ってくれた｡
大きくなってくるとさすがに『またかよっ!』と思うようになっていたけど､たまにおばさんと会うと待っていたのは 『炊き込みご飯作ったよ､たくさん食べなさい』という言葉と優しい声だった｡
あの時､『おばさんが倒れた』という電話が家に来て慌てて向かった病室には､既に近くの親戚が集まっていた｡
モルヒネを打たれ意識のないおばさんの手を握り締めると､おばさんの口が動いた｡
何かを俺に言いたそうに見えたので､おばさんの口元に耳を近づけると『炊きこ…たよ､たくさ…さい』と消え入りそうな声で言っていた…それがおばさんの最後の言葉だった｡
『お姉ちゃんの作ったスパゲッティー大好き!』口の周りを赤くしてスパゲッティーを食べる親戚の子と､それを幸せそうな目で見つめる皆を見る度､おばさんが作ってくれたあの炊き込みご飯が食べたくなる｣
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作者名：コードネーム13@現在第五人格の企画参加者募集 x他1人 | 作者ホームページ：ない
作成日時：2023年1月27日 16時
